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相撲協会に求められる合理的説明

横綱白鵬が日本国籍取得へ動いている、と
いうニュースが駆け巡った。34歳になっての
動きである。かなり決断までに時間を要した
ことが読み取れる。いうまでもなく、白鵬の
動きは、年寄は日本国籍を保有するものから
来ている。
190108奉納土俵入り 042
<白鵬(後ろ)>

そもそもこの規定はいつできたものなのか、
ご存知だろうか。昭和51年9月である。理事
長で言うと春日野(元栃錦)理事長のときで
ある。当時幕内の外国人力士は高見山しか
いなかった。ということはこの規定は高見山
をターゲットにしてつくられたものだという
ことになる。
年寄は日本国籍を保有する者という規定は、
できた当時はそれなりの理由があった。土俵
の目撃者でもこれまで触れてきた。しかし、
規定ができたときから約42年半たった今、
改めてこの規定は必要なのだろうか。必要
だというのなら、万人が納得できる合理的
説明を協会はしなくてはならない。
サンスポA
<サンケイスポーツの記事>

なにしろ、女性が土俵上で表彰することや
挨拶することをはっきりさせないままで、
事実上女性を拒否して今に至っている。さら
に日本相撲協会が、公益財団法人になるに
あたり年寄株の売買を禁止したが、本当に
売買はなくなったのだろうか。名前を変えて
金のやりとりをやっているとしたらあまり
にもせこい。法の精神を逸脱するもので
ある。
小錦が大関の頃、「外国人横綱はいらない」
という論文が雑誌に掲載された。外国人排除
はこのころからあったわけである。これは
実力で突破したわけである。年寄に関しては
日本人ということだけで、仕事がたいして
できない輩でもなれることになる。外国人
というだけで排除している。
190324千秋楽表彰 138
<白鵬(左)と八角理事長(右)>

これでは開かれた民主的な組織とはとうてい
いえない。日本相撲協会は、令和という新
時代をむかえるあたり、なぜ年寄になるため
に日本国籍が必要なのか。今こそ明確な説明
が求められている。

信託銀行へ行ってきました。
(いつのまにか移転していました)

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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