平成30年九月場所の番付を基に大相撲幕内
体重番付を作成してみた。重量級大相撲と
いわれて久しいが、数字で見るとどうなるか。
27日に力士の身体検査があったようだが、
数字はそれ以前のモノを採択している。
である。朝乃山、正代、北勝冨士が平均に
近い体重である。150キロ台の鶴竜、白鵬は
平均以下になる。北の富士、玉の海の時代は
150キロあれば巨漢であった。隔世の感がする。
大相撲幕内体重番付で横綱に位置するのは、
逸ノ城と魁聖である。この2人だけが200
キロ超えである。体重番付の横綱・大関・
関脇に横綱・大関が一人もいなのが興味深い。
小結になってようやく高安と稀勢の里が登場
する。しかし両力士ともいささか太り過ぎの
感がする。重さは武器にもなるが、動きの
悪さ、技のきれに影響することにもつながる。
なによりケガが心配である。
それにしても130キロ台、120キロ台がいなく、
石浦が116キロで幕尻というのは極端すぎる。
石浦の小兵としての孤軍奮闘がこれからも
続くことになる。相撲がオリンピックの種目
になったら、国際的動向として体重別になっ
てしまいそうだが、相撲の醍醐味は失われて
しまう。柔道はJUDOという別な種目に
なってしまった。
元琴錦の朝日山親方は理想の体形に松鳳山を
あげていた。その松鳳山は下から数えて4番
目である。総じて現代はやはり太りすぎかも
しれない。うっちゃりと吊り出しが消えた