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鶴竜のカモと苦手3

鶴竜が対戦成績で差をつけている力士をみて
いこう。鶴竜が6番以上取って、1度も負け
ていない力士が4人いる。正代、魁聖、千代
大龍、豪風である。正代には8勝0敗である。
すべて鶴竜が横綱になってからのため、当然
と思える。だが、途中休場した場所が2場所
ある。それでも正代には負けていないので
ある。
魁聖には13勝0敗である。三月場所の対戦は
8場所ぶりであった。鶴竜が小結のときに
1度、大関時代に4度、横綱時代に8度対戦
しているが、1度も負けてない。千代大龍
には9勝0敗である。今年(平成30年)3場
所対戦があるが、平成26年九月場所以来だか
らずいぶんブランクがあったことになる。

06十四幕内 148鶴竜豪風
<H18年11月新入幕で豪風と対戦>

一番数字が大きいのが豪風である。20勝0敗。
なにしろ豪風とは新入幕のときから対戦が
ある。鶴竜の新入幕の対戦相手で現役は豪風
一人である。豪風の息の長さが窺える。平成
29年三月場所を最後に対戦がない。その対戦
自体も14場所ぶりであったのだから、鶴竜対
豪風戦はもう見られないかもしれない。
鶴竜が6番以上取って1度しか負けていない
力士が2人いる。1人は宝富士で13勝1敗で
ある。大関時代に1勝、横綱時代に12勝1敗
の成績を残した。この1敗は平成27年一月
場所で金星を与えている。もう1人は碧山で
17勝1敗である。ここ1年半、対戦はない。
唯一の黒星は平成25年十一月場所の大関時代
のものである。

20120709二日目幕内 782
<H24年7月 鶴竜対碧山戦初顔合わせ>

鶴竜にとって新大関栃ノ心は組みやすい相手
であった。対戦成績は22勝2敗である。初
対戦は平成22年一月場所。鶴竜が小結のとき
である。同年十一月場所関脇のとき1度敗れ
たが、それ以降19連勝していた。今年(平成
30年)の三月場所栃ノ心に敗れたのは2度目
のことであり、同時に連勝がストップした。
栃ノ心が急速に力をつけてきたのはここ3場
所であり、本当の勝負はこれからである。

100120十一日目幕内後半 319
<H22年1月 栃ノ心対鶴竜戦初顔合わせ>

鶴竜のカモと苦手を3回にわたってみてきた。
鶴竜は新入幕から69場所を経過した。昨年
低迷していた危機を脱出し、初めて連続優勝
を達成した。今後どういう対戦成績を残して
いくのか。初日は近い。
(この項目終わり)

食欲が落ちています。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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