大相撲

■夏千秋楽 鶴竜対栃ノ心もう一つの戦い

2018年5月27日

14日目の横綱鶴竜対関脇栃ノ心戦が事実上の
優勝決定の一番だった。千秋楽は1敗鶴竜を
2敗栃ノ心が追いかける形だが、相撲ファン
の間では優勝決定戦はない、という冷めた
見方が支配していた。

栃ノ心は千秋楽平幕の勢との対戦になったが、
危なげなく向こう正面に寄り切った。栃ノ心
は13勝と堂々たる成績で大関昇進を確定させ
た。3場所の成績は37勝8敗である。豊山
(前名内田)の12勝-12勝-13勝と並ぶ好成
績昇進である。
180527千秋楽幕内 1055
<栃ノ心、勢を寄り切って13勝>

結びの鶴竜対白鵬の横綱同士の対戦は、終始
鶴竜のペースで進んだ。1度白鵬が鶴竜の
寄りをこらえる場面はあったが、再度の寄り
に白鵬は土俵を割った。かくして優勝決定戦
は実現することはなかった。予想通りの結末
だった。
180527千秋楽幕内 1255
<鶴竜、白鵬をくだして14勝で優勝>

鶴竜は初の連続優勝を達成した。優勝回数を
5に伸ばした。昨年、5場所休場で横綱生命
が風前の灯だったことを思えば、奇跡的な
復活である。栃ノ心のある日突然の力強い
相撲と優勝をかけて戦うことなど誰が想像
できただろうか。
180527千秋楽幕内 868
<これより三役 左から御嶽海、鶴竜、栃ノ心>

3場所過ぎて鶴竜38勝7敗、栃ノ心37勝8敗。
もうひとつの戦い、年間最多勝争いがすでに
始まっている。両力士のしのぎを削る戦いは
これからも続くことになる。

千秋楽、少し飲みすぎました。
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よしなに
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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