去る2月4日、朝赤龍の引退相撲がおこなわ
れた。朝赤龍は帰化していたため、協会に
残り、親方業を務めていた。鶴竜も親方に
なるため帰化申請中というニュースが流れた
ことがあった。日馬富士も事件さえなければ、
協会に残る意志があったともいわれている。
白鵬は、国籍を変更することなく、親方を
目指したが、どうも難しいので、帰化申請に
動くのでは。という見方がでてきている。
こう見てくると、今後帰化して協会に残る
外国出身者が増えていくかもしれない。なぜ、
外国出身力士は親方になるのに日本国籍が
必要なのか。日本人による既得権益を守らん
としている、という見方がある。だが、当初
はそうではなかった。柔道の二の舞になるの
を恐れたのである。
今や日本の柔道はJUDOというほど別な種目に
なってしまった。これは国際化し、役員に
外国人が増えた結果である。一本をとりに
いく柔道が、判定で決まる柔道に変化して
しまった。そして投げ逃げ、待てを繰り返す。
細かい体重制で柔よく剛を制すの精神は失わ
れてしまった。
大相撲は単なるスポーツではなく伝統を重ん
じ、文化的側面をもつ競技である。大相撲が
大相撲でなくなることは耐え難いというか、
あってはならないことなのである。いわば
こうした事情による排除の論理なのである。
現在外国人出身親方はわずか4人である。
武蔵丸(武蔵川)
旭天鵬(友綱)
琴欧洲(鳴戸)
朝赤龍(錦島)
そのうち3人は部屋持ちである。帰化した
からといって人間は変わらないのでは、と
いう方がいる。確かにそうなのである。
また、ほかの競技では外国人監督・コーチは
珍しくはない。日本人がメジャーリーグに
行っても、特に制限は受けていない。そう
いう意味では大相撲の年寄制度にも何らかの
例外はあってもいいのかもしれない。
例外はあってもいいのかもしれない。
羽生が素晴らしい演技をした。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
マーク2カ所をクリックして支援してください。
よしなに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
↑↑↑↑↑↑↑↑