優勝に関る一番として1敗横綱日馬富士、
2敗関脇高安が組まれた。高安の大関昇進
ムードは高まっている。だが、日馬富士は
強敵である。12勝をあげた先場所でさえ日馬
富士には負けている。地力は日馬富士が上で
ある。しかし、今の高安には現役大関を越え
る力量がある。そこからくる自信もみなぎっ
ている。日馬富士には御嶽海戦で後退をみせ
たスキが見える。
高安を応援する方が「高安」という掛け声と
手拍子を2度、3度とうながす。その声と
手拍子が館内に響く。問題は立ち合いをどち
らが制するのか。その点に注目した。高安は
意外にも突き押しでなく、右上手を取って
四つ身にいった。日馬富士が下手出し投げで
体が離れた。そこを果敢に出る日馬富士。
だが、高安はもちこたえて、瞬時にはたき
込んだ。日馬富士は功をあせった。
高安堂々の勝利である。大関は決定的になっ
た。幕下のころから高安を見てきたが、その
当時は今日を想像できなかった。努力すれば
関脇まではいける。だが、大関はプラスαが
必要である。高安はその域に到達したので
ある。まだ2日ある。最後まで気を抜かずに
有終の美を飾っていただきたい。
全勝の横綱白鵬対32歳からの急成長玉鷲の
対戦は、呼吸が合わず仕切り直し。2度目は
白鵬が待った。しらける。3度目、白鵬張っ
て左へ動き、泳いで向き直った玉鷲を追撃
する。突上げて右四つに組みとめる。十分の
体勢から寄って寄り倒した。
白鵬は調子を上げていき、ついに13勝と追走
組に2差をつけた。白鵬の優勝はよほどの
ことがない限りゆるがないところまできた。
全勝優勝までいくか、照ノ富士、日馬富士が
ストップするか。興味はそこへ移っている。
各段の優勝関係の取組をすべて観戦した。
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よしなに
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