昨年の三月場所から今年の一月場所までの
1年間、稀勢の里は74勝16敗と堂々たる成績
をあげた。時の最強者としての立場を築いた。
師匠の隆の里は新横綱の場所、15戦全勝優勝
を達成している。全勝は別として、稀勢の里
も新横綱優勝を成し遂げたいところである。
ちなみに新横綱の優勝はわずか7力士である。
太刀山
栃木山
双葉山
東富士
大鵬
隆の里
貴乃花
白鵬が早くも新横綱に闘志を燃やしている。
稀勢の里に立ちふさがる力士は誰か。稀勢の
里は大関31場所間、133敗している。その主な
内訳は以下である。
白鵬に21敗
日馬富士に13敗
鶴竜に12敗
豪栄道に12敗
琴奨菊に9敗(不戦敗1)
ここまでは大関以上である。もっとも豪栄道
は関脇以下のときすでに8勝している。最大
の壁は白鵬である。133敗のうち16%を占めて
いる。これまで稀勢の里は13勝を5度上げて
いる。そのうち4度は白鵬に土をつけられて
いる。現在稀勢の里は3連勝中であるが、
優勝した一月場所も危なかった。相撲内容は
けして誉められるモノではなかった。稀勢の
里になくて白鵬にあるもの、それは速攻で
ある。白鵬が速攻で稀勢の里を圧倒すること
はあっても、逆はない。
日馬富士のスピードと集中力、鶴竜のうまさ
で型に入ったとき危ない。稀勢の里が昨年の
2度の13勝のとき両横綱にそれぞれ負けて
いる。また、七月場所、日馬富士との2敗
決戦はいいところなく、一方的に敗れている。
大関戦は最近圧倒していて問題ない。
関脇以下ではどうか。
栃煌山に10敗
碧山に6敗
栃ノ心に5敗
このあたりが要注意である。もっとも栃煌山
の調子がもうひとつなのが気になる。碧山に
は数字以上に内容で圧倒されている。パワー
相撲がまともに入ると後退する場面がでて
くる。このところ栃ノ心には連敗である。
組んで栃ノ心の力強さをまともに受けない形
にすることがポイント。幸い?2人の栃は
番付を下げるので、三月場所は、対戦が
ない可能性が高い。
番付を下げるので、三月場所は、対戦が
ない可能性が高い。
しかし、稀勢の里の本当の敵は自分の中に
ある。優勝行事を増やすことなく、大関の
倍稽古しなくては、横綱はもたない。日馬
富士、鶴竜は新横綱の場所を9勝6敗という
不名誉な成績で終わった。稀勢の里はその徹
を繰り返してはいけない。
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