豊昇龍、大栄翔、遠藤、英乃海と幕内で4人休場者が出た。そのた
め、幕内の取組数が19番に減少している。前半10番、後半9番であ
る。幕内前半の審判が入場するのは16時5分。後半審判が入場する
のが17時であることは番数が減っても変わらない。いまさらながら
横綱と関脇の休場は大きかった。好取組が一気に減少した。
2敗安青錦は小結欧勝馬と対戦した。ここまですべて横綱と三役で
ある。安青錦は前へ攻め立て最後押し出した。横綱・大関・関脇を
倒してきたスケールの大きさと自信は欧勝馬を問題にしなかった。
8日目からは平幕相手になる。上位の壁などないかのような5勝2
敗の快進撃である。

7日目最大の好取組は1敗同士の霧島対高安である。しかし、好取
組に名勝負なしの言葉通りになった。霧島あたっていなしてはたく
と高安はばったり手をついた。まさにあっけなしの勝負となった。
霧島は1敗で生き残った。どこまで優勝争いができるか。日々戦い
が続いている。

先場所12勝をあげた若隆景が3勝3敗と苦戦している。7日目は玉
鷲戦が組まれた。相撲は、玉鷲が一気に突き出した。その馬力、ス
ピードに驚愕せずにはいられないほどすばらしかった。とても超ベ
テランの相撲とは思えなかった。

大の里は4日目以外パワー・出足で圧倒する相撲が取れている。先
場所の好調さが続いている。あの安青錦でさえどうにもできなかっ
た。7日目は金峰山と対戦した。相撲は、まったく寄せつけず圧倒
した。今場所の大の里は新横綱優勝と3連覇がかかっている。
