大相撲

入幕2場所目の尊富士はどこまでやる

三月場所千秋楽、足のケガをおして出場した尊富士
は豪ノ山に勝利して優勝を決めた。感動的な新入幕
優勝となった。五月場所の尊富士の番付は5枚前後
が予想される。5枚目だと微妙で横綱・大関との対
戦圏内ではなくなる。三月場所の大の里のような立
場になる。尊富士は再び活躍できるのだろうか。

<優勝尊富士>

尊富士の五月場所を予想する前にこれまで新入幕で
好成績力士の翌場所を見ていこう。両國(前名松ヶ
崎)は東西制の時代で制度が違いすぎる。なるべく
尊富士の条件に近い力士を選出してみた。

大鵬
昭和35年一月場所入幕
新入幕 前14 12勝3敗
翌場所 前4 7勝8敗
新入幕大鵬は初日から11連勝。小結柏戸が止め役を
果たした。翌場所初の上位で跳ね返された。横綱栃
錦・朝汐に敗れた。なぜか関脇柏戸戦はなかった。
負け越したが、大鵬は期待の星であることは間違い
なかった。

<大鵬のブロマイド>

北の富士
昭和39年一月場所入幕
新入幕 前10 13勝2敗
翌場所 小結 4勝11敗
新入幕では横綱・三役戦はなかった。翌場所いきな
り小結で上位初挑戦となったが、大敗した。横綱・
大関戦は4番あったが全敗だった。

<北の富士>

新入幕から横綱・大関と対戦して勝った力士に大錦
がいる。しかし、大錦は結局大成しなかった。

逸ノ城
平成26年九月場所入幕
新入幕 前10 13勝2敗
翌場所 関脇 8勝7敗
逸ノ城は新入幕で横綱・大関と対戦した。横綱鶴竜
に勝ち横綱白鵬に敗れた。大関は稀勢の里・豪栄道
に勝利した。逸ノ城旋風が吹きあれた。翌場所は8
勝に終わっている。 

<横綱鶴竜を破った逸ノ城>

尊富士は大関戦1勝1敗である。そのほかの上位戦
は2勝1敗である。逸ノ城に似たケースである。た
だ、横綱の層の厚さが違う。尊富士はそこそこやれ
る実績はあるが、勝ち越せば合格といえる。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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