大相撲

2024年三月場所直前考

1横綱4大関で迎える三月場所。層が厚くなったこ
とで平幕優勝は難しくなった。混迷の時代は終わっ
たのか。場所前誰が優勝するか予想できない、とい
う意味では終わっていない。

<優勝照ノ富士>

昨年照ノ富士は優勝した翌場所途中休場している。
だから、三月場所も優勝は照ノ富士とは言い切れな
い。といっても1横綱4大関から優勝が出る確率は
高い。両関脇も実力者である。

新大関の優勝はあるか。大正15年の公式優勝制度以
降、新大関で優勝した力士は以下である。
双葉山
千代ノ山
若羽黒
清國
栃東
白鵬
双葉山以外は初優勝であった。双葉山は新大関・新
横綱で優勝している。若羽黒・清國は最初で最後の
優勝であった。琴ノ若の優勝は容易でない。

<琴ノ若>

関脇に復帰した若元春。31歳だが相撲は若い。先場
所は13勝をあげた照ノ富士・琴ノ若の両力士を破っ
ている。連続2ケタ勝てば上を狙える。

<若元春>

前頭上位も強者がそろった。実力者朝乃山対横綱三
役戦は興味深い。また朝乃山の大関復帰はありえる
のかどうかを見通せる場所になる。朝乃山は3月30
歳になった。勝負の年である。

熱海富士・宇良は先場所6勝9敗だった。彼らのリ
ベンジが見ものである。横綱・大関を食えるか。熱
海富士は将来を占う場所になる。

<熱海富士>

ほかに大の里、新入幕尊富士がどこまでやるか注目
が集まる。幕内の取組が発表された。
熱海富士対琴ノ若
貴景勝対朝乃山
宇良対豊昇龍
霧島対阿炎
照ノ富士対錦木
初日が始まろうとしている。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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