大相撲

2024年一月場所直前考

一月場所はよくも悪くも霧島に焦点があたる。先場
所の優勝により今場所優勝すれば横綱の道が開ける
との見方が支配的である。霧島もチャンスととらえ、
意欲を感じさせている。現在27歳だが4月に28歳に
なる。横綱年齢としてはぎりぎりである。北の富士
は、大関在位が長く28歳で横綱になった。

<霧島>

気になる点が大関の成績で6勝-9勝-13勝である
ことだ。一月場所優勝しても安定性、常勝、強さを
どれだけ発揮できるのか。どこか不安がつきまとう。
横綱はどこからいっても大丈夫、万全というほどの
完成度がないと悲壮なことになりかねない。

休場続きだった照ノ富士が出場に踏み切った。しか
し、不安がつきまとうのは否定できない。途中休場
すれば復活はない気がする。横綱は稽古万全でなけ
れば出場しにくい。32歳照ノ富士の出場の決断は吉
と出るか凶と出るか。

<照ノ富士>

忘れられた存在、それが豊昇龍である。優勝争いが
できない。相撲に強さ、粘りが感じられない。若さ
だけはほかの大関より勝っているのに。このまま終
わるとは思えないが、一月場所不成績だと期待は急
速にしぼむことになる。

琴ノ若が大関に一番近い。それはそれでいい。問題
は横綱の期待を抱かせる大関の誕生が望まれるが、
その域までいっていないことである。大関になって
も横綱は時間の問題、そんな力士の出現が本来期待
したい。大関止まりの大関だけでは寂しい。

<櫓>

大相撲人気は上昇中である。チケットの入手が難し
くなっている。寒い一月場所を観戦に来られるお客
さんを熱戦で熱くさせていただきたい。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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