近年、小結以上のリーグ戦がくずれている。
さる十一月場所では霧島対豊昇龍の大関同士の一番
及び若元春対琴ノ若の関脇同士の一番が実現しなか
った。こうしたことが常態化した責任は審判部にあ
る。反省がなければ改善はない。
一月場所の横綱三役の対戦成績はどのようになって
いるのか。調べてみた。
霧島・琴ノ若は別テーマで取り上げたのでここでは
触れない。まず、一月場所出場するかもしれない照
ノ富士は霧島・豊昇龍・琴ノ若には1度も負けてい
ない。誰が打倒照ノ富士を果たすか。その点で興味
は尽きない。高安には負け越している。照ノ富士が
最初の大関時代に5連敗している。ケガで番付を下
げた後幕内に復帰した場所から4連敗している。
豊昇龍が大関になって2場所連敗している力士が2
人いる。琴ノ若と錦木である。宇良とは負けたり勝
ったりを繰り返している。一月場所は負けの順とな
るが、果たしてどうなるか。
その点貴景勝は宇良に6連勝中である。貴景勝は、
照ノ富士以外は三役に対して五分か勝ち越しでいる。
五分の霧島に不戦敗が含まれている。高安には11勝
10敗と接近している。高安の大関時代には3勝6敗、
貴景勝が大関のとき8勝4敗であった。
大栄翔はその高安に9勝11敗と接近している。現在
4連勝中である。しかもすべて押し出しで勝ってい
る。関脇以下最強で現在6場所連続勝ち越し中であ
る。すべて小結関脇であり、この記録がどこまで続
くか見ものである。
一月場所は近い。