大相撲

■23福岡7日目 前半最後の波乱!琴ノ若1敗貴景勝2敗

幕下西筆頭尊富士は2勝1敗同士で深井と対戦した。
相撲は、尊富士の出足速攻相撲で押し出した。尊富
士は3勝1敗で勝ち越しまであと1勝。十両入りな
1番でも多く勝っておきたいところである。なお、
尊富士は、今場所が序ノ口から7場所目であるから
恐るべき力士である。

幕内後半最初の一番、北青鵬対翠富士は永い相撲と
なった。翠富士が右下手深く、食い下がる体勢。一
方北青鵬は左上手のみである。翠富士攻めるも決め
手なしで攻め切れず。北青鵬も左上手だけではなに
もできず。この膠着状態が延々と続き、ついに水入
りとなった。

<水入りとなった北青鵬対翠富士>

行司が足の位置を残すため、足元に塩をまいた。両
力士呼吸を整え、再び前の体勢から再スタートした。
しかし、またも決めてなしで膠着状態が続くのかと
思われた。ここで翠富士が下手投げを決めにいった。
決まるのか、と思った瞬間、体は北青鵬が上にかぶ
さって落ちた。決まり手は北青鵬の上手投げであっ
た。永い相撲であったためこのあとの取組の進行が
早まった。

<翠富士の下手投げを打ち返した北青鵬>

全勝の琴ノ若が1勝の宇良のとったりに不覚を取っ
た。もっとも宇良は3大関2関脇に5連敗したのだ
から成績はやむを得ない面がある。これで琴ノ若が
敗れ、三役に全勝はなくなった。

<宇良のとったりが琴ノ若に決まる>

豪ノ山は2勝4敗だが、あなどれない力士である。
馬力相撲はやはり驚異である。1敗貴景勝と結びで
対戦した。両者立ち合い当たって攻め勝ったのは豪
ノ山であった。最後は向こう正面に寄り切った。貴
景勝は痛恨の2敗となった。

<豪ノ山、貴景勝に攻め勝つ>

8日目から休場中の朝乃山が出場する。対戦相手は
いきなり大関貴景勝である。人気者の登場は喜ばし
いが、大関戦とは試練である。朝乃山はどんな相撲
を見せるのか。不安のなかでの注目である。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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