大相撲

■23福岡6日目 琴ノ若三役ただ一人全勝

若隆景が幕下で登場した。しかし、時津海の息子木
龍皇にいいとろなく、寄り切りで敗れた。これで1
勝2敗である。まだ本調子ではなさそうな感じであ
る。せっかく若隆景の取組が見られてもファンは心
配になってくる。若隆景の巻き返しはあるのか。

豪ノ山の成長を記したが、星はまだ1勝である。し
かし、相撲内容は悪くはない。霧島戦は最高の相撲
を取った。当たっての突き落とし。電光石火の速さ
だった。やはり、豪ノ山はただ者ではない。要注意
の対戦相手だった。

<豪ノ山、霧島を圧倒>

今日1番心配したのが貴景勝対翔猿戦だった。ただ
いま貴景勝は翔猿に5連敗中である。翔猿の動きに
翻弄されて負けているパターンである。相撲は、翔
猿が変化の奇襲。だが、貴景勝はよく残し、よく見
て押した。最後は送り出しのカタチになった。翔猿
との対戦成績を5連敗でストップしたことは大きい。

<翔猿戦、久々の勝利貴景勝>

前日は立ち渋りとはなはだ不評の立ち合いを見せた
豊昇龍。「立ち合いは同時に立って速く攻めろ」は
栃木山の言葉である。豊昇龍が今日どんな立ち合い
をみせるか注目した。高安相手に1で立った。だが、
体勢が悪い中で無理攻めを繰り返した。高安が難な
く小股すくいで豊昇龍をひっくり返した。豊昇龍の
自滅的敗戦であった。

<無理攻め豊昇龍、高安の小股すくいに敗北>

関脇琴ノ若は小結北勝富士との押し合いになったが、
落ち着いてさばき、最後押し出した。これで、三役
では琴ノ若が一人全勝となった。7日目は宇良戦で
ある。後半は星の潰し合いになる。そこで勝てるか。
琴ノ若の真価が問われることになる。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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