★九月場所1位は貴景勝の11勝4敗になったが
昨年に引き続き、今年も12勝優勝が多かった。最悪
なことに九月場所は11勝が、幕内最高成績が出てし
まった。11勝はとても優勝とはいえない、優勝に値
しない。混迷の時代の極みである。
★貴景勝の横綱はどうなる
先場所は全休だし、11勝1位では話題にもならない。
北の湖は理事長時代、横綱の基点は13勝優勝が持論
であった。横綱はどこからいっても万全の域までい
かないと昇進させないほうがいい。弱い横綱はいら
ない。
★大関陣について
貴景勝は10日目から相撲がよくなり、調子をあげて
きた。11勝4敗はよくやった。霧島・豊昇龍はとに
かくよく負けた。霧島はピリっとしない相撲が目立
った。豊昇龍は先場所の優勝者とは思えないほど弱
かった。
★11勝4敗で活躍した熱海富士は
熱海富士は幕下以下で負け越したことがない。それ
ほどの逸材が開花したことになる。上位初挑戦だが、
2勝3敗で、1位決定戦では再度貴景勝に敗れた。
まだ上位には通用しない。それでも期待は大きい。
★関脇陣について
大栄翔、若元春、琴ノ若とも勝ち越した。しかし、
大関につなげることはできなかった。特に若く先場
所11勝をあげた琴ノ若は2ケタ勝利を残せなかった。
琴ノ若の大関はあるのか。
★今場所の幻の取組は
三役リーグ戦では以下である。
霧島対貴景勝
豊昇龍対大栄翔
上位勝ち越しまで範囲を広げると次である。
若元春対宇良
琴ノ若対対宇良
北勝富士対朝乃山
阿炎対宇良
九月場所は幻に満ちていた。
★三賞について
敢闘賞熱海富士一人は寂しいね。殊勲賞が該当者な
しはしょうがないが。翠富士の技能賞は決め手に欠
けたのかね。
★ほかに気がついたことは
秋場所とは思えない暑さだった、第2夏場所と呼ん
でもおかしくない15日間だった。
★最後に場所の採点を
50点