大相撲

2023年九月場所総評

2023年9月26日

★九月場所1位は貴景勝の11勝4敗になったが

昨年に引き続き、今年も12勝優勝が多かった。最悪
なことに九月場所は11勝が、幕内最高成績が出てし
まった。11勝はとても優勝とはいえない、優勝に値
しない。混迷の時代の極みである。

★貴景勝の横綱はどうなる

先場所は全休だし、11勝1位では話題にもならない。
北の湖は理事長時代、横綱の基点は13勝優勝が持論
であった。横綱はどこからいっても万全の域までい
かないと昇進させないほうがいい。弱い横綱はいら
ない。

<パレード 旗手隆の勝>

★大関陣について

貴景勝は10日目から相撲がよくなり、調子をあげて
きた。11勝4敗はよくやった。霧島・豊昇龍はとに
かくよく負けた。霧島はピリっとしない相撲が目立
った。豊昇龍は先場所の優勝者とは思えないほど弱
かった。

★11勝4敗で活躍した熱海富士は

熱海富士は幕下以下で負け越したことがない。それ
ほどの逸材が開花したことになる。上位初挑戦だが、
2勝3敗で、1位決定戦では再度貴景勝に敗れた。
まだ上位には通用しない。それでも期待は大きい。

<幕下時代の熱海富士>

★関脇陣について

大栄翔、若元春、琴ノ若とも勝ち越した。しかし、
大関につなげることはできなかった。特に若く先場
所11勝をあげた琴ノ若は2ケタ勝利を残せなかった。
琴ノ若の大関はあるのか。

★今場所の幻の取組は

三役リーグ戦では以下である。
霧島対貴景勝
豊昇龍対大栄翔

上位勝ち越しまで範囲を広げると次である。
若元春対宇良
琴ノ若対対宇良
北勝富士対朝乃山
阿炎対宇良
九月場所は幻に満ちていた。

<熱海富士、敢闘賞を受賞>

★三賞について

敢闘賞熱海富士一人は寂しいね。殊勲賞が該当者な
しはしょうがないが。翠富士の技能賞は決め手に欠
けたのかね。

★ほかに気がついたことは

秋場所とは思えない暑さだった、第2夏場所と呼ん
でもおかしくない15日間だった。

★最後に場所の採点を

50点

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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