大相撲

混迷の時代の終焉はくるか

昨年(2022年)は6場所すべて優勝者が異なった。
横綱1回、関脇2回、平幕3回であった。13勝優勝
が2回、12勝優勝が4回あった。まさに混迷の時代
であった。

<霧馬山初優勝>

これは今年も続いている。4場所経過したが、4場
所の優勝の顔ぶれがちがう。このなかに横綱照ノ富
士がはいっているが、休場が多く、九月場所も休場
である。一月場所は大関貴景勝が優勝した。だが、
その後急速に力を失ってきた。

九月場所も誰が優勝するか予想がつかない。先場所
最後まで優勝圏内だった伯桜鵬も休場である。三役
で優勝をひっぱる力士が必要である。幕内中位・下
位で勝ち上がってくる力士は出てくる。対戦相手は
こちらの方が楽である。

<豊昇龍初優勝>

幕内中位・下位で勝ち上がった力士は上位の力士と
対戦する。これが後手にまわると上位同士の取組が
幻になる。
●一月場所 
大関貴景勝-関脇若隆景
大関貴景勝-関脇正代
関脇豊昇龍-関脇正代
小結霧馬山-小結明生

●五月場所
横綱照ノ富士対関脇大栄翔
大関貴景勝対関脇豊昇龍
関脇霧馬山対錦木
関脇豊昇龍対錦木

●七月場所
関脇豊昇龍対関脇大栄翔

これを繰り返してはいけない。

昭和47年は6場所すべて優勝者が変わった。それを
脱却できたのは輪島であった。輪島の横綱は時間の
問題だった。

<輪島>

現代の混迷の時代はまだ終わっていない。霧島なり
豊昇龍が安定した相撲抜け出せるか。それにかかっ
ている。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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