大相撲

■23名10日目 優勝戦線に変化あり

2023年7月18日

北勝富士は玉鷲相手に圧倒して快勝し、1敗を守っ
た。といっても、北勝富士の対戦相手に幕内上位は
当然一人もいない。幕内中位以下だけの星である。
11日目ようやく若元春と対戦する。なぜか1敗錦木
でもなく、2敗豊昇龍でもなく若元春であった。

<若元春、阿武咲に敗れ3敗>

その若元春は阿武咲の押しに屈し、3敗に後退した。
3場所33勝で大関昇進ならかなり追い詰められたこ
とになる。しかし、こうも現役大関が休場するよう
では32勝昇進でも内容次第ではいいと思う。仮にダ
メでも次の場所につなげることも大事である。

1敗錦木は明生と対戦した。四つ身の争いのなかか
ら左四つがっぷり。寄り立てる錦木。途中左四つに
寄なる。寄り立てる錦木に明生土俵際上手投げにい
くものの錦木体を寄せて寄り倒した。錦木は11日目
幕内下位で2敗の遠藤と対戦する。北勝富士ではな
く、さらに下位とは予想外であった。

<錦木、明生を倒し1敗死守>

豊昇龍はこれまで琴ノ若に10勝1敗と差をつけてい
た。だが、10日目の琴ノ若は違った。体を生かし、
一気に出ていった。こらえる豊昇龍を最後押し出し
た。豊昇龍は痛恨の2敗目となった。優勝から一歩
後退した。大関昇進のぎりぎりの戦いは避けられそ
うもない。

<豊昇龍、琴ノ若に敗れ2敗>

星のあがらない霧島は宇良に大苦戦。何度も危ない
場面をむかえながら必死の土俵。負けてもおかしく
ない場面が続出した。ねばった霧島が最後宇良を寄
り切った。霧島は九死に一勝であった。

優勝戦線はまだこれからも変化していきそうである。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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