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人口減少が相撲界に与える影響

さる三月場所は検温や飲食制限がなくなり、通常開
催に戻ったように思えた。しかし、戻っていないモ
ノがあった。前相撲である。昨年もなかった。理由
は卒業シーズンである。新弟子のなかにいったん学
校に戻る者がいて、コロナの一元管理ができないか
らである。

<2022年5月新序出世披露>

新弟子といえば気になるのが日本の人口減少である。
日本の人口は減少の一途をたどり、50年後は8700万
人になる予測だという。今1億2600万人くらいだか
ら大変な激減である。50年後というと現在の高校生
は後期高齢に入る。老人が増加し、働く世代は減少
する。業界は人手不足におちるとともにマーケット
は縮小する。

相撲界は大丈夫なのか。もっとも100年前は日本の
人口は6000万人くらいで、大相撲は存続していた。
100年前というと大正末期である。ただ、当時は年
2場所である。年6場所で成り立っていたかはなん
ともいえない。

<佐藤(貴景勝)の新序出世披露>

三月場所は就職場所ともいわれ、多くの新弟子が入
門してくる。一番出世と二番出世がある。その三月
場所のここ5年間の新弟子数をみてみる。
2019年 40人
2020年 45人 
2021年 35人
2022年 37人
2023年 33人

<堀切(阿炎)の新序出世披露>

減少傾向である。三段目が100枚を90枚にした。新
弟子はこれから減少していくことは避けられない。
幕下以下には高齢の力士がけっこういる。幕下が
かつて10番以上取った時期がある。50年後の相撲
界は存続するが、今のままでないスタイルが求め
られるかもしれない。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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