豊昇龍は現在7場所連続小結・関脇在位中である。
きたる五月場所も関脇だから8場所に記録は伸びる
ことになる。この7場所はすべて勝ち越している。
それでいて大関は見えてこない。ここ1年間の成績
は54勝36敗である。2ケタ勝利は2場所で、連続で
はない。豊昇龍を阻む壁は何か。
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ここ1年で3回以上負けた対戦相手が、以下である。
4敗 貴景勝
3敗 高安
翠富士
若隆景
正代
霧馬山(不戦敗あり)
それだけではない。対戦成績でも苦戦している。
貴景勝 2勝7敗
高安 1勝7敗(不戦敗1)
翠富士 2勝5敗
若隆景 3勝6敗
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上記以外では横綱があげられる。
照ノ富士 6敗
五分が霧馬山で6勝6敗(不戦敗1)である。正代
には6勝4敗と勝ち越している。
彼らこそ、豊昇龍の壁といっていい。豊昇龍は彼ら
の打倒に立ち上げらなくては大関の道は開けない。
照ノ富士と貴景勝は、番付は上だが、スキがないわ
けではない。下位の高安、翠富士に勝てるようにな
らなければ話にならない。
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それと下位への取りこぼし星をなくすことである。
ここ1年で2敗した対戦相手は佐田の海、阿炎であ
る。下位で勝ち上がった王鵬に負けたこともあった。
押し相撲、パワー相撲対策も不可欠である。
こうしてみると豊昇龍の課題は多い。だが、稽古で
徹底的に鍛え抜き、若さと素材を生かせば道は開け
る。