大相撲

5場所経過した2022年年間最多勝レース

九月場所が終了したことで、今年の本場所は1場所を
残すのみとなった。コロナ休場は番付面では考慮され
るが、年間最多勝ではマイナスにしか働かない。そう
いう意味では運も大きな要素になる。

<昨年77勝で年間最多勝の表彰を受けた照ノ富士>

年間最多勝レースはどのように展開しているのか、
数字を出してみた。それが以下である。単なる数字の
比較ではなく、横綱・大関との対戦率によってクラス
分けした。また、幕内在位5場所の力士を対象とし
た。5場所幕内に在位した力士は33名である。年6場
所幕内在位となると、少なくても1名は減りそうで
ある。

七月場所終了時点では若隆景と琴ノ若が並んでいた
が、若隆景が一歩先んじた。といっても49勝である。
1場所平均10勝を切っている。横綱が万全でないとき
はどうしても数字は低くなる。今の大関に期待はでき
ないし、論外である。混沌の時代なのである。

<若隆景>

6場所の年間最多勝でもっとも数字が低かったのは
令和元年朝乃山の55勝である。翌年年5場所のときに
貴景勝が51勝だった。50勝代が4年連続続いていた。
若隆景は今が奮起のしどころである。連続2ケタ勝
利、それが大関への道につながる。

九月場所優勝した玉鷲は42勝である。1場所平均8.4
勝である。また、霧馬山が力をつけてきている。霧馬
山、豊昇龍、琴ノ若のなかで2ケタ勝っていく力士は
誰か。彼らが年間最多勝を争う時代が早く来ていた
だきたい。

<琴ノ若>

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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