大相撲

■22名5日目優勝争いの中心は照ノ富士から逸ノ城へ?

2022年7月14日

照ノ富士の取組は法則に従って組まれている。初日
西小結阿炎。2日目、半枚下がって東筆頭霧馬山。
3日目、半枚下がって西筆頭隆の勝。半枚下がれば5日
目は西前頭2枚目逸ノ城戦となるのは当然であった。
なお、6日目は半枚下がって東3枚目玉鷲戦となる。

これまで照ノ富士にとって逸ノ城はそれほど取りにく
い対戦相手ではなかった。奇襲があるわけではない。
右の相四つである。ただ、今場所の逸ノ城はいつもの
逸ノ城ではない相撲を感じさせる。だからいつもの
逸ノ城だと思って取り組むと危険である。

<逸ノ城攻勢>

結びの一番、照ノ富士対逸ノ城。仕切りを繰り返す
両力士を見ると、照ノ富士は大きいが、逸ノ城はさら
に大きい。相撲は当たり合って右四つ。逸ノ城は左
上手いいところを取った。「上手は浅く、下手は深
く」がセオリーである。このとき照ノ富士の上手は
どうなっているか、正面からは見えにくかったが、
取れていないようだ。逸ノ城が攻勢をかける。その
なかからもろ差しになると、照ノ富士は防戦一方。
それも限界に達し、最後は正面土俵を割った。

<照ノ富士防戦一方>

逸ノ城は横綱を破って5勝。序盤戦とはいえ、トップ
に浮上した。これは大きい。まだ5番だが、相撲は
パワフルで簡単に攻めきれない重量感を感じさせる。
いつもとひと味違う逸ノ城がいる。2敗照富士に変わ
って優勝戦線の中心に躍り出る可能性が出てきた。

これでまだ未対戦の力士の逸ノ城をみる目が違って
くる。といっても正代、御嶽海の2大関は期待しに
くい。その御嶽海をあざやかに技で力を制したのが
宇良のとったりであった。逸ノ城対宇良が楽しみに
なった。

<宇良のとったりが御嶽海に決まる>

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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