また、暑い七月場所が始まる。高安の田子ノ浦部屋は
コロナ感染で部屋ごと休場のため、横綱・大関対戦
圏内は上位に休場がなければ前頭東5枚目遠藤までで
ある。
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横綱戦最も相撲内容がいいのは関脇大栄翔である。
照ノ富士に勝った相撲はまっこうからの押しだった。
負けた相撲もかなり追い込んでいる。大栄翔対照ノ
富士戦は後半になると思われる。続いて横綱戦の期待
が高いのは玉鷲である。照ノ富士戦は目下3連勝中、
3連続金星中である。それも突っ張って一直線にもっ
ていく相撲である。照ノ富士戦、この両力士の一番は
注目に値する。
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期待の星若隆景・豊昇龍は横綱照ノ富士に勝てない。
四つ相撲では善戦はあってもなかなか勝ちにくい。
ただ、照ノ富士に勝てるようだと飛躍のきっかけに
なる可能性はある。生きのいい大関がほしいのが現状
である。両力士にはそれを期待したい。
五月場所3大関に全勝したのが琴ノ若である。ここ
1年で大関戦は6勝2敗である。力をつけてきた印象
が強い。大関戦の内訳は貴景勝戦1勝2敗、正代戦
3勝、御嶽海戦2勝である。弱体化する大関陣だが、
琴ノ若戦は新旧交代の実現にむけての一番になる。
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6場所上位に在位した力士が若隆景、大栄翔、隆の勝
の3人である。若隆景は現在5場所連続勝ち越し中で
ある。関脇以下では一番安定している。大栄翔は先
場所11勝しているだけにこれを生かして連続2ケタ
あげられると見える景色は変わってくる。隆の勝は
負け越しが多く、まだ揺れている状態である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/07/210326十三日目幕内-885-e1657154904466.jpg)
5場所連続上位の霧馬山は2場所連続10勝中である。
力は着実についている。あとはきっかけである。コロ
ナ休場から逸ノ城が帰ってくる。地力で大関戦は7勝
5敗と勝ち越している。この両力士の戦いも見逃せ
ない。若元春は初の横綱・大関戦である。どんな相撲
が取れるか。あたって砕けてもいい。
12人のサムライのうち果たして何人勝ち越せるか。
熱い戦いが始まろうとしている。