大相撲

2022年7月横綱・大関に挑む12人のサムライ

また、暑い七月場所が始まる。高安の田子ノ浦部屋は
コロナ感染で部屋ごと休場のため、横綱・大関対戦
圏内は上位に休場がなければ前頭東5枚目遠藤までで
ある。

横綱戦最も相撲内容がいいのは関脇大栄翔である。
照ノ富士に勝った相撲はまっこうからの押しだった。
負けた相撲もかなり追い込んでいる。大栄翔対照ノ
富士戦は後半になると思われる。続いて横綱戦の期待
が高いのは玉鷲である。照ノ富士戦は目下3連勝中、
3連続金星中である。それも突っ張って一直線にもっ
ていく相撲である。照ノ富士戦、この両力士の一番は
注目に値する。

<大栄翔>
<玉鷲>

期待の星若隆景・豊昇龍は横綱照ノ富士に勝てない。
四つ相撲では善戦はあってもなかなか勝ちにくい。
ただ、照ノ富士に勝てるようだと飛躍のきっかけに
なる可能性はある。生きのいい大関がほしいのが現状
である。両力士にはそれを期待したい。

五月場所3大関に全勝したのが琴ノ若である。ここ
1年で大関戦は6勝2敗である。力をつけてきた印象
が強い。大関戦の内訳は貴景勝戦1勝2敗、正代戦
3勝、御嶽海戦2勝である。弱体化する大関陣だが、
琴ノ若戦は新旧交代の実現にむけての一番になる。

<琴ノ若>

6場所上位に在位した力士が若隆景、大栄翔、隆の勝
の3人である。若隆景は現在5場所連続勝ち越し中で
ある。関脇以下では一番安定している。大栄翔は先
場所11勝しているだけにこれを生かして連続2ケタ
あげられると見える景色は変わってくる。隆の勝は
負け越しが多く、まだ揺れている状態である。

<若隆景>

5場所連続上位の霧馬山は2場所連続10勝中である。
力は着実についている。あとはきっかけである。コロ
ナ休場から逸ノ城が帰ってくる。地力で大関戦は7勝
5敗と勝ち越している。この両力士の戦いも見逃せ
ない。若元春は初の横綱・大関戦である。どんな相撲
が取れるか。あたって砕けてもいい。

12人のサムライのうち果たして何人勝ち越せるか。
熱い戦いが始まろうとしている。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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