大相撲

令和幕内・十両休場事情

三月場所は令和に入って17場所目だった。
この場所は幕内・十両の休場力士が3人と
最少タイ記録となった。これは昨年の十一月
場所と並んだわけである。不戦敗を含み、
休場日数は昨年十一月場所33に対し、今年の
三月場所は22と上回った。

<三月場所の案内>

令和は令和2年三月場所以降、新型コロナ
ウイルスの影響を受けてきた。力士が亡く
なったり、場所が無観客、中止になったり
した。部屋ごと休場になったり、外出禁止
期間に外出して出場停止になったりで休場に
つながる要因は多くなっている。そこで令和
の幕内・十両の休場を調べてみた。出場停止、
部屋ごと休場は休場扱いとした。場所前の
引退は番付に四股名は残るだけなので、当然
休場とはしなかった。

<2021年十一月場所の案内>

休場が少なかった場所は以下である。
令和4年三月場所  3人
令和3年十一月場所 3人
令和2年三月場所  4人
令和2年三月場所は無観客開催になった場所
である。

逆に休場が多かった場所が次である。
令和3年一月場所 17人
令和2年九月場所 12人
令和3年九月場所 10人
令和3年一月場所は部屋ごと休場が実に多か
った。九重(元千代大海)部屋、宮城野(元
竹葉山)部屋、友綱(元旭天鵬)部屋、荒汐
(元蒼国来)部屋である。いずれも複数の
関取を抱えている。特に九重部屋は7人の
関取を抱えていた。

<2021年一月場所の休場>

令和全体では、17場所で幕内・十両でのべ
128人の休場者であった。1場所平均7.5人で
ある。けして少ない数字ではない。

個人別ではどうか。
不戦敗を含めて以下となった。

白鵬 10場所 132休
鶴竜 8場所 103休
朝乃山6場所 77休
貴景勝6場所 60休
高安 6場所 56休
千代の国5場所50休

横綱の特権か、両横綱が1位2位を占めた。
続いたのは出場停止が影響した朝乃山である。
貴景勝は休場が目立っていたが、令和では
4位である。千代の国はケガと部屋ごと休場
による数字である。

<白鵬>

2月の嘉風の引退相撲では新型コロナウイ
ルス感染者及び濃厚接触者のため、関取70人
に対し26人しか出場できなかった。それが
三月場所は、一転して幕内・十両休場者が
3人しかでなかった。災い転じて福となした
わけであった。

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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