大相撲

御嶽海の思いがけない記録

十一月場所、御嶽海は11勝4敗と久々に2
ケタ勝利をあげた。これで一月場所の関脇は
確定した。これは何を意味するか。関脇・
小結連続10場所在位となった。内容は関脇
7場所、小結3場所である。三賞は殊勲賞が
1回ある。9場所の成績は81勝54敗である。
1場所平均9勝6敗である。

<11月 正代に勝って11勝をあげた
御嶽海>

これだけだと特に取りあげるほどの記録では
ないが、実は御嶽海は以前17場所連続関脇・
小結在位を記録している。関脇11場所、小結
6場所在位した。この間優勝2回、殊勲賞
5回、技能賞1回を受賞している。成績は
132勝90敗3休である。17場所連続関脇・
小結は若の里の19場所連続関脇・小結に次ぐ、
2位の記録である。

<御嶽海が初優勝>

つまり、御嶽海は連続関脇・小結在位記録
2ケタを2度記録した唯一の力士なのである。
これまで2ケタを記録した力士は以下である。                                             
19連続 若の里
17連続 御嶽海
14連続 魁皇
    琴光喜
    豪栄道
12連続 北葉山
    武双山
11連続 大麒麟
    逆鉾
    武蔵丸
    安馬(日馬富士)
10連続 三根山
    清國
    魁傑
    保志(北勝海)
    御嶽海(2022年一月場所現在)

惜しかった力士はいた。魁皇である。14場所
連続関脇・小結在位以外に9場所連続を記録
した。大関に昇進してストップした。御嶽海
の記録は史上初なのである。御嶽海は実力者
であり、関脇以下最強であることはこれだけ
でも証明できたことになる。

<魁皇>

さて現在進行中の御嶽海の連続関脇・小結
在位記録はどこまで続くのだろうか。大関に
昇進してしまえば自動的にストップする。
御嶽海もねらう発言をしている。十一月場所
は11勝しているだけに足場として、このあと
11勝を2場所続ければ可能性は出てくる。
しかし、優勝した翌場所に負け越したことが
あるだけになんともいえない。

<御嶽海>

あるいはこのまま自己の17場所連続関脇・
小結在位記録を破ることも考えられる。本来
は横綱・大関が3人なのだから、優勝争いを
してもおかしくないのである。十一月場所は
期待をいだかせながら、脱落していった。
ともかく御嶽海の記録がどこまで続くのか
まず見守りたい。

親戚にお歳暮を送りました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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