大相撲

■秋11日目 2敗妙義龍対7敗一山本!こんな取組見たくない

2021年9月22日

今日から終盤戦に突入する。星を整理して
おくと1敗照ノ富士、2敗阿武咲・妙義龍
である。

まず、照ノ富士。対戦相手は9勝12敗と負け
越している高安。だが、もはや地位も地力も
照ノ富士のほうが上である。ただ、照ノ富士
はこのところ得意の右四つになれていない。
それが、相撲が長く慎重になる要因になって
いた。高安戦も例外ではなかった。

立ち合い相手得意の左四つになった。ただし、
照ノ富士は右上手をがっちり取った、一方
高安は上手が取れず、左下手のみ。相撲は、
照ノ富士が攻め立て、高安しぶとく残す、
を繰り返す展開。最後は照ノ富士が東土俵に
やや横から寄り立て寄り切った。

<1敗を守った照ノ富士>

土俵下に激しく落下した高安はしばらく動け
ず、観客は愕然とし、心配した。ときどき
床に落下する力士がいるが、激しく打ちつけ
る音が響く。致命的なケガにつながったら
一大事である。土俵下にマット的なモノが
あったほうがいいのではと思わずにはいられ
ない。しばらくして高安は起きて立ち上がっ
た。土俵に上がって一礼した。

2敗阿武咲は大関貴景勝と対戦した。貴景勝
があたって引き落として勝負が決まった。
阿武咲は3敗に後退。前半黒星が先行して
苦しんだ貴景勝は7勝4敗まで持ち直した。
12日目は宝富士戦である。阿武咲は3敗同士
で御嶽海と対戦する。

<2敗阿武咲、貴景勝に敗れる>

もう一人の2敗妙義龍は驚くべきことになん
と7敗の一山本と対戦した。妙義龍は1敗
照ノ富士に次ぐ2敗力士である。すでに勝ち
越してもいる。なぜ妙義龍と星のあがらない
一山本を対戦させるのか。理解不能である。
いびつな取組が組まれたとしかいいようが
ない。

まったく興味がもてない白ける取組である。
相撲は妙義龍の一方的な内容になった。これ
で一山本の負け越しが決まった。はっきりいっ
てこんな取組は見たくない。これがさらに
12日目5勝6敗の輝戦へと続くのだから驚く
べき事態である。阿武咲とはまったく違う
対応。これでは相撲は盛り下がる。

<2敗と7敗の対戦>

北の富士カレーを食べました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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