今日から終盤戦に突入する。星を整理して
おくと1敗照ノ富士、2敗阿武咲・妙義龍
である。
まず、照ノ富士。対戦相手は9勝12敗と負け
越している高安。だが、もはや地位も地力も
照ノ富士のほうが上である。ただ、照ノ富士
はこのところ得意の右四つになれていない。
それが、相撲が長く慎重になる要因になって
いた。高安戦も例外ではなかった。
立ち合い相手得意の左四つになった。ただし、
照ノ富士は右上手をがっちり取った、一方
高安は上手が取れず、左下手のみ。相撲は、
照ノ富士が攻め立て、高安しぶとく残す、
を繰り返す展開。最後は照ノ富士が東土俵に
やや横から寄り立て寄り切った。
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土俵下に激しく落下した高安はしばらく動け
ず、観客は愕然とし、心配した。ときどき
床に落下する力士がいるが、激しく打ちつけ
る音が響く。致命的なケガにつながったら
一大事である。土俵下にマット的なモノが
あったほうがいいのではと思わずにはいられ
ない。しばらくして高安は起きて立ち上がっ
た。土俵に上がって一礼した。
2敗阿武咲は大関貴景勝と対戦した。貴景勝
があたって引き落として勝負が決まった。
阿武咲は3敗に後退。前半黒星が先行して
苦しんだ貴景勝は7勝4敗まで持ち直した。
12日目は宝富士戦である。阿武咲は3敗同士
で御嶽海と対戦する。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/09/210922十一日目幕内-1152-e1632315667168.jpg)
もう一人の2敗妙義龍は驚くべきことになん
と7敗の一山本と対戦した。妙義龍は1敗
照ノ富士に次ぐ2敗力士である。すでに勝ち
越してもいる。なぜ妙義龍と星のあがらない
一山本を対戦させるのか。理解不能である。
いびつな取組が組まれたとしかいいようが
ない。
まったく興味がもてない白ける取組である。
相撲は妙義龍の一方的な内容になった。これ
で一山本の負け越しが決まった。はっきりいっ
てこんな取組は見たくない。これがさらに
12日目5勝6敗の輝戦へと続くのだから驚く
べき事態である。阿武咲とはまったく違う
対応。これでは相撲は盛り下がる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/09/210922十一日目幕内-176-e1632315691652.jpg)
北の富士カレーを食べました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。