七月場所、白鵬は6場所連続休場明けで、
まさかの全勝優勝を達成した。ひざのリハ
リビが思わしくない、36歳と高齢などよく
ない条件のなかで誰もが予見できなかった
結末である。白鵬がすごかったというより
まわりが弱かったという見方がある。しかし、
周囲は急に強くはならない。横綱の6場所
連続休場明けの優勝は、これまでの大鵬の
5場所連続優勝明け優勝を超えた記録となっ
た。
白鵬の休場明け場所の成績はこれまでどう
だったのか。地位に影響がない横綱に限って
みていこう。白鵬は横綱連続フル出場48場所
という記録があり、これが最高記録になって
いる。最初の横綱休場は2015年だった。初日、
2日目に連敗して始まった。隠岐の海・嘉風
とこれまで負けたことがない相手だった。
休場明けは12勝3敗とまずまずだった。
2015年9月 →12勝3敗
1年後全休した。休場明けは11勝と優勝争い
ができなかった。休場明けが優勝に直結した
のは2017年であった。この年は2場所休場
しているが、休場明けはともに優勝している。
2018年は4場所休場して、休場の多さが目立
ってきた。白鵬は3月より33歳になっていた。
優勝は1回であった。
2016年9月 全休→11勝4敗
2017年3月 2勝3敗10休→全勝優勝
2017年9月 全休→14勝1敗優勝
2018年1月、3月 2勝3敗10休、全休→
11勝4敗
2018年7月 3勝1敗11休→全勝優勝
2019年は3場所休場、2場所優勝した。出場
すればまだ結果を出せていた。2020年はコロ
ナ禍で三月場所は無観客開催になった。その
場所で優勝している。五月場所は中止になっ
た。七月場所から6場所連続休場して直近の
七月場所で優勝した。
2018年11月-2019年1月全休、10勝4敗1休
→全勝優勝
2019年5月 全休→12勝3敗
2019年9月 0勝2敗13休→14勝1敗優勝
2020年1月 1勝3敗11休→13勝2敗優勝
横綱白鵬の休場明けは11回あるが、7回優勝
している。
猛暑なのにプールは閉鎖です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。