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■一月9日目 大栄翔1敗!優勝戦線に変化あり

大栄翔平幕8番勝負、2番手は宝富士である。
大関貴景勝・朝乃山に勝っているだけに好調
とみていい。相撲はこう展開した。大栄翔は
あたっての突き押し。だが宝富士は踏み込ん
で後退しない。大栄翔果敢に攻めたてるも
宝富士ゆったりまわり込んでまわり 込んで
気をみてはたき込んだ。大栄翔はついに1敗
となった。宝富士戦では自分の相撲が取れ
なかった。明日以降の相撲に影響がでるか
否か。10日目の北勝富士戦次第である。

<宝富士(はたき込み)大栄翔>

2敗正代の対戦相手は玉鷲である。玉鷲は
貴景勝に勝っているとはいえ、最近は上位に
定着できなくなってきた。勝負は正代が圧力
をかけて完勝した。正代は他力ながら1差と
なった。

<正代(押し出し)玉鷲>

平幕中位以下の2敗組が相次いで敗れたこと
で、優勝は現時点では2人にしぼられてきた。
ただ、展開によっては3敗組が浮上すること
が考えられる。だが、優勝が3敗となると
低レベルは免れない。

9日目を終えて三役の成績は以下になった。
貴景勝2勝7敗 大関 正代7勝2敗
朝乃山6勝3敗 大関
照ノ富士6勝3敗関脇 隆の勝5勝4敗
高安 5勝4敗 小結 御嶽海4勝5敗

正代以外は3敗が最高成績なのだから寂しい
限りである。特に大関である朝乃山の責任は
大きい。本来横綱が不在なのだから朝乃山に
とってはチャンスのはずだ。それにも関らず
実績が伴わない。朝乃山は上位での最高成績
は12勝である。13勝の壁に挑む意気込みで
臨まないと同じことの繰り返しになる。

<朝乃山>

先場所優勝同点だった照ノ富士は押し相撲に
苦戦している。多くを望みにくいかもしれ
ないが、どこかで期待したくなる存在である。
不屈の精神で序二段から戻ってきただけに
もうひとふんばりがみたい

めきめき実力をつけてきた隆の勝。だがここ
へきて星がともなわなくなってきた。まだ
途上というほかない。8勝にできるだけ星を
積み重ねることである。

場所はまだ6日間あるだけに優勝戦線にさら
に変化があるかもしれない。

時間ぎりぎりに国技館にいきました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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