大相撲

■一月6日目 大栄翔!三役相手の快進撃

大栄翔の突き押し相撲はますますさえわたり、
快調に白星を重ねてきた。6日目は関脇照ノ
富士が対戦相手である。先場所千秋楽本割
では押し相撲の貴景勝を捉え、あびせ倒し
ことがあった。それだけに照ノ富士がどの
ようにつかまえるか、大栄翔がつかまえさせ
ないかがポイントであった。

<大栄翔対照ノ富士1>

相撲は大栄翔の真っ向からの押し、下から
上体をおこし、さらにのど輪まで繰り出した。
照ノ富士は防戦一方になり、土俵を割った。
大栄翔の押しは矢継ぎ早に繰り出し、相手の
重心をあげていく相撲である。6日目までで
大関3人小結2人、そして6日目の関脇照ノ
富士と対戦した。1敗正代とは対戦済みなの
だから盛り上がりようがない。

<大栄翔対照ノ富士2>

7日目は関脇隆の勝戦である。大栄翔は7日
目で早くも三役戦をすべて終えることになる。
この後中日以降では北勝富士・宝富士・阿武
咲・玉鷲戦を残している。場合によっては
明瀬山、明生と組まれるかもしれない。下位
は三役より強いとは思えない。

<大栄翔対照ノ富士3>

押し相撲の先人に大受がいる。大受は立ち
合いから当たって一気に押すというより、
左右からじわじわとおっつけながら押すタイ
プであった。昭和48年七月場所、大関昇進
直前の場所は大受の押しを止めるのは容易で
なかった。馬力で横綱琴櫻が、前褌を取って
横綱輪島が止めた。現代は前褌を取りにいく
相撲はほとんど見られない。

大受はこのとき史上初の三賞独占を成し遂げ
た。大栄翔は今場所どこまでやるか。誰が
大栄翔を止めるか。場所はまだ9日間ある。

KW氏と観戦。さしいれ(館内は飲食禁止
で厳守)いつも本当にありがとうございます。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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