大相撲

2020年5月相撲部屋事情

五月場所の番付が発表されて久しい。三月
場所は就職場所といわれ、多くの新弟子が
入ってきた。五月場所の番付に掲載された
力士数は幕内42人、十両28人幕下以下が625
人である。この中には引退した豊ノ島、亡く
なられた勝武士が含まれている。ほかに番付
外の力士が8人いる。現在の相撲部屋事情は
どのようになっているのか。

相撲部屋は45で約3年半前と変化はない。
2017年10月下旬の調査で関取が多かった部屋
が次の部屋である。

第1位伊勢ケ濱(元旭富士)部屋6人
第1位九重(元千代大海)部屋 6人
第3位追手風(元大翔山)部屋 5人
第3位木瀬(元肥後ノ海)部屋 5人

今回はどう変化したか、しなかったか。次の
ようになった。

第1位追手風(元大翔山)部屋 7人
第2位九重(元千代大海)部屋 6人
第2位木瀬(元肥後ノ海)部屋 6人 

<追手風(元大翔山)>

前回第1位伊勢ケ濱(元旭富士)部屋は、
日馬富士、安美錦が土俵を去ったことにより、
現在関取は4人である。佐渡ヶ嶽(元琴ノ
若)部屋は琴ノ若、琴勝峰といった新しい
力が出てきたことで関取5人にのばした。
それもすべて幕内でという快挙である。追手
風(元大翔山)部屋、九重(元千代大海)
部屋、木瀬(元肥後ノ海)部屋はいずれも
幕内2人である。

<左 佐渡ヶ嶽(元琴ノ若)と弟子たち>

逆に関取がいない部屋が18ある。全体の40%
である。尾車(元琴風)部屋は友風、矢後が
降格したことによって関取がセロになった。
大嶽(元大竜)は納谷しだいである。鳴戸
(元琴欧洲)は学生出身の欧勝竜に期待が
かかる。二子山(元雅山)部屋の狼雅は楽し
みな力士である。

<狼雅>

最多弟子数(番付外を含む)の部屋は佐渡ヶ
嶽(元琴の若)部屋の40人である。続くのが、
木瀬(元肥後ノ海)部屋の35人、玉ノ井(元
栃東息子)の28人である。さらに境川(元
両国=小林山)の25人、八角(元北勝海)の
24人が続いている。

その反面、力士数が1ケタの部屋が7部屋
ある。芝田山(元大ノ国)部屋は元横綱の
部屋だが、9人と寂しい数字である。鏡山
(元多賀竜)部屋2人、片男波(元玉春日)
部屋3人はかなりピンチである。一昔前間垣
(元2代目清水川)が2人の弟子だった。
そのうち閉鎖してしまった。そのうちの一人
が幕下で幕内という本名で取っていて話題に
なっていた。部屋の活気、稽古相手を考える
と12~15人くらいは欲しいところである。

<2代目清水川のブロマイド>

新型コロナウイルスの影響で、現時点で出
稽古は解除されていない。部屋中心でも、
申し合い、ぶつかりはこれからである。部屋
が本来の活動を戻し、活気あふれる相撲界に
早く戻っていただきたいものである。

自宅待機太りにならないよう気をつけています。
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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