MENU

立浪の迷走

旧貴ノ花一門から離脱していた立浪(元旭豊)
が出羽一門に入った。貴乃花一門に入った
のは平成24年の理事選のとき、貴乃花に投票
してからである。しかし、貴乃花が今年(平
成30年)4月に貴乃花一門から貴乃花の名を
はずしたい旨の申し入れが一門の会合でおこ
なわれた。立浪はこれを機会に5月初めに
一門を離脱した。
旭豊A
<立浪(元旭豊)>

しばらくは無所属になってはいたが、7月
下旬、理事会で5つの一門に所属するよう
決定されると、出羽一門加入に動き、9月
18日の出羽一門会で要請した。その後出羽
一門の加入が認められた。
現在の一門は出羽一門、二所一門、高砂一門、
時津風一門、伊勢ヶ濱一門の5つである。
ところが、昭和40年、部屋別総当たり制が
実施されたときは、伊勢ヶ濱一門が違って
いた。立浪・伊勢ヶ濱連合だったのである。
立浪部屋は緑嶋からの流れを組む元2代目
羽黒山=安念山、伊勢ヶ濱部屋は清瀬川から
の流れを組む元照国。現在の伊勢ヶ濱(元
旭富士)との繋がりはない。ほかに八甲山
以降の流れを組む宮城野(元吉葉山)、高島
(元三根山)、友綱(元巴潟)、大阪相撲
からきた朝日山(元二瀬山)の組合があった
のである。
立浪A
<立浪の系統>

立浪は連合の冠名であったのだ。その後、
伊勢ヶ濱部屋が元清国の代で部屋が消滅する
と、立浪一門としてやってきた歴史があった。
分家として時津風(元双葉山)、春日山(元
名寄岩)部屋、大島(元旭国)部屋、さらに
大島部屋の元旭富士が安治川(元陸奥嵐)
部屋を引き継ぐ形で独立している。そういう
意味では立浪は本家なのである。なお、
時津風が立浪を離れたいきさつはこれまで
書いてきた。詳しく知りたい方は、下記を
クリックしていただきたい。

羽黒山 (
<羽黒山のブロマイド>

立浪部屋はかつて横綱双葉山、横綱羽黒山、
大関名寄岩の立浪三羽烏を、そして大関若羽
黒、関脇安念山=2代目羽黒山、関脇北の洋、
関脇時津山の立浪四天王を生んだ名門なので
ある。かつての名門がさまよい歩き、行き
着く先が他系統の一門では寂しい限りである。

日が落ちるのが早くなりました。

興味深いテーマをこれからもお届けします。
マーク2カ所をクリックして支援して
ください。

よしなに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村 

相撲 ブログランキングへ 

↑↑↑↑↑↑↑↑  

ブログランキング

当サイトはブログランキングに参加しております。記事をよんでいただいたら、以下バナーをクリックいただくと、ランキングに反映されます、1日1クリックよろしくおねがいします
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

目次