大相撲

5場所経過した平成30年 年間最多勝レース

2018年10月7日

七月場所まで休場がありながら鶴竜と栃ノ心
が争っていた年間最多勝レースは、5場所
経過して、どのように変化したか。九月場所
では珍しく(?)横綱・大関が皆勤した。
これがどのような影響を与えたか。5場所
までの経過をまとめてみた。

なお、対象は5場所幕内に在位した力士と
させていただき、単なる数字の比較ではなく、
横綱大関の対戦率によってクラス分けさせて
いただいた。前回同様10%台、1ケタ%台は
今回も2クラスに分けさせていただいた。
それが以下である。
1年間最多勝A
2年間最多勝A
九月場所で横綱・大関が全員出場したことに
よって横綱・大関対戦率は上がってきた。
横綱同士の対戦は今年わずか1番しか実現
していなかったが、九月場所は3番実現した。

180921十三日目十両 1002
<鶴竜>

5場所経過した年間最多勝争いは、栃ノ心と

鶴竜の争いに変わりはなかった。九月場所は
栃ノ心9勝、鶴竜10勝で好成績からは遠かっ
た。栃ノ心・鶴竜ともに51勝で並び、最終
決着は十一月最終場所にもちこまれることに
なった。
180921十三日目十両 946
<栃ノ心>

彼らに続くのは46勝の御嶽海である。あと
1場所で5勝差を縮めるのは容易ではない。
チャンスがあるとしたら、栃ノ心、鶴竜が
再度休場した場合である。関脇以下の最多勝
なら有力である。その場合、御嶽海は関脇
以下最強になる。
180722千秋楽表彰 045

関脇以下で、御嶽海に続くのが、逸ノ城と
魁聖の43勝32敗である。特に逸ノ城は横綱
から3勝をあげ、大関戦は5勝5敗の成績を
残している。三賞受賞はなく、あっさり抵抗
なく負ける印象が強いが、ときには圧倒する
相撲を取る。波はあるが、今年すべて勝ち
越している。人気の朝乃山は42勝の好成績
だが、まだ横綱・大関戦が1度もない。

九月場所全勝優勝した白鵬だが、今年休場が
多く、31勝8敗36休でDクラス4位である。
連続8場所休場後10勝した稀勢の里はよう
やく11勝である。負けが10敗だからまだまだ
である。十一月場所で11勝以上あげ、復活を
印象づけたいところである。
180923千秋楽表彰 086
<白鵬>

年間最多勝レースはいよいよ納めの場所、
十一月場所を残すのみとなった。最終場所で
どう変化するか。もう一つの見所になる。

将棋界には三枚堂というかわった苗字の
方がいます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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