大相撲

相撲界の暴行はなくせるか

2018年3月30日

暴行はよくない、と言葉で言うのは簡単で
ある。関取・親方を集めて戒めてもいっこう
になくならない。男社会で共同生活、上下
関係がつきものの相撲ムラでは、脈々と伝わ
ってきた暴行の伝統がある。貴ノ岩の暴行
現場にいながら、誰もすぐにとめようとしな
かったことからもわかる。
180318八日目十両 476
<貴公俊>

貴公俊が付け人貴西龍を殴った背景を考えて
みよう。付け人というのは、関取の身の回り
を世話する。関取は偉い。付け人は召使い。
こうした意識がなかっただろうか。付け人が
きちんと仕事をしないと、関取が困惑する。
ミスを痛みで償え。あるいは痛みで仕事を覚
えろということになる。

また、小利口な者は、人の見ていないところ
で暴行するかもしれない。付け人あるいは
弟弟子が師匠に訴えたりすると、報復あるい
は稽古に名を借りた報復があるかもしれない。
峰崎部屋の暴行は幕下以下の兄弟子だが、
親方は知らなかった。暴行された弟弟子の父
からの手紙で暴行の事実を知った。
180128千秋楽十両途中〜 035
<八角理事長>

八角(元北勝海)は理事長に再任され、暴力
撲滅を引き続き打ち出した。しかし、現状
ではすぐに有効な手段は打ち出せない。貴公
俊は1場所出場停止である。これが重いのか、
そうでないのか何ともいえないが、前例に
なる。暴力撲滅は相撲界の意識を変えるとこ
ろから始めたほうがいい。兄弟子はからいば
りする存在ではなく、手本になれ。師匠は
最大の手本であれ。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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