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■春5日目 気合が違った取り直しの鶴竜

4日連続1時間切れという前代未聞の総合の
相撲中継が、久々に正常にもどった。それも
つかの間の正常である、明日からはピョン
チャンパラリンピックでどう変更になるか
わかったものではない。そしてこの先も油断
はできない。国会で証人喚問が実施されそう
な雰囲気である。場所の終盤には選抜高校
野球が始まる。総合の大相撲中継は耐えられ
ないくらいの存在の軽さである。
こんなとき民法があればと思う。昭和30年代
はTBS、日テレ、フジなどが中継していた。
NHKの人気解説者神風氏の引き抜き工作
さえあった時代である。このとき神風氏は
自分を高くかってくれたことに感謝しつつも、
民法が将来にわたって相撲中継を続けていけ
るのかわからない、ということで断っている。
神風
<神風氏の記事>

土俵は結びの一番で大阪府立体育館の観客が
わいた。全勝鶴竜対全敗宝富士戦が対戦。
宝富士は全敗といっても実力者である。油断
できる相手ではない。両者立ち上がるや鶴竜
が突きおこして宝富士を土俵際に追い込む。
しかし、宝富士の右の突きが鶴竜の左腕に
入り、鶴竜が後退し引く。正面土俵に追い
込まれた鶴竜が土俵を割る。追い込んだ宝富
士は体勢がくずれ、落ちていく。勝負は微妙
な展開になった。
物言いがついた。やや鶴竜が、土俵を割るの
がわずかに早いように見えた。判定は同時と
みて取り直しになった。オリンピックのよう
に100分の1秒まで見極めることがないのが、
大相撲なのかもしれない。それと協会独自で
土俵と水平なカメラを何台か設置したほうが、
正確度を高める。
取り直しの勝負は、鶴竜が突きおこして一挙
に宝富士を押し出した。今度は一方的な相撲
になった。鶴竜の気合がまるで違った。それ
が最大の勝因である。今日の一番は鶴竜に
とって戒めになる。横綱がいて平幕優勝が
2場所続いてはいけない。

大阪行きの荷物は重くなりそうです。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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よしなに
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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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