大相撲

■春5日目 気合が違った取り直しの鶴竜

2018年3月15日

4日連続1時間切れという前代未聞の総合の
相撲中継が、久々に正常にもどった。それも
つかの間の正常である、明日からはピョン
チャンパラリンピックでどう変更になるか
わかったものではない。そしてこの先も油断
はできない。国会で証人喚問が実施されそう
な雰囲気である。場所の終盤には選抜高校
野球が始まる。総合の大相撲中継は耐えられ
ないくらいの存在の軽さである。

こんなとき民法があればと思う。昭和30年代
はTBS、日テレ、フジなどが中継していた。
NHKの人気解説者神風氏の引き抜き工作
さえあった時代である。このとき神風氏は
自分を高くかってくれたことに感謝しつつも、
民法が将来にわたって相撲中継を続けていけ
るのかわからない、ということで断っている。
神風
<神風氏の記事>

土俵は結びの一番で大阪府立体育館の観客が
わいた。全勝鶴竜対全敗宝富士戦が対戦。
宝富士は全敗といっても実力者である。油断
できる相手ではない。両者立ち上がるや鶴竜
が突きおこして宝富士を土俵際に追い込む。
しかし、宝富士の右の突きが鶴竜の左腕に
入り、鶴竜が後退し引く。正面土俵に追い
込まれた鶴竜が土俵を割る。追い込んだ宝富
士は体勢がくずれ、落ちていく。勝負は微妙
な展開になった。

物言いがついた。やや鶴竜が、土俵を割るの
がわずかに早いように見えた。判定は同時と
みて取り直しになった。オリンピックのよう
に100分の1秒まで見極めることがないのが、
大相撲なのかもしれない。それと協会独自で
土俵と水平なカメラを何台か設置したほうが、
正確度を高める。

取り直しの勝負は、鶴竜が突きおこして一挙
に宝富士を押し出した。今度は一方的な相撲
になった。鶴竜の気合がまるで違った。それ
が最大の勝因である。今日の一番は鶴竜に
とって戒めになる。横綱がいて平幕優勝が
2場所続いてはいけない。

大阪行きの荷物は重くなりそうです。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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