大相撲

平成29年五月場所新番付の視点

2017年5月1日

平成29年五月場所の新番付が発表された。
第一横綱は先場所優勝した稀勢の里。第4
横綱は白鵬だから、1年前では考えられなか
った立場の逆転である。稀勢の里の充実、
白鵬の衰えがこのようなカタチとなった。
170312初日十両 1068
<稀勢の里 本場所初の土俵入り>
 
関脇は先場所同様玉鷲、高安、琴奨菊の順と
変わらない。成績順なら12勝の高安、9勝の
琴奨菊、8勝玉鷲の順となるはずである。
関脇がすべて勝ち越し、なおかつ下位関脇の
成績が上のケースをみてみよう。
170322十一日目十両 502
<大関をねらう高安>
 
▼平成23年一月場所→三月場所
東関脇稀勢の里 10勝5敗→西関脇
西関脇琴奨菊  11勝4敗→東関脇
▼平成18年十一月→平成19年一月
東関脇雅山  8勝7敗→西関脇
西関脇琴光喜 9勝6敗→東関脇
▼平成18年五月場所→七月場所
東関脇琴光喜8勝7敗→西関脇
西関脇雅山 14勝1敗→東関脇

以上3例ほど見たが、成績によって順位は
逆転している。つまり、今回の番付が異例な
わけである。問題はどちらが合理的な番付
編成かということである。いうまでもなく
成績順である、今回の異例が悪例にとして、
今後の方針にならないことを切に願う。
170313二日目十両 680
<琴奨菊(手前)と玉鷲>
 
千代翔馬、大栄翔が横綱・大関と対戦する
地位に上がってきた。千代翔馬は入幕5場所
目、大栄翔は新入幕から11場所目になる。
この間3度十両に陥落したが、すぐに再入幕
している。ともにきびきびした若さあふれる
相撲がいい。
 番付
宇良が10枚目まで番付を上げてきた。新十両
から14場所かかって、ようやく阿武咲が新入
幕を果たした。新十両では10代だったが、
今年の7月には21歳になる。新入幕の小柳が
豊山に改名した。豊山の四股名は昭和28年
春場所、1場所だけ入幕した伊勢ノ海部屋の
豊山鬼吉、農大から時津風部屋入りした豊山
(前名内田)・豊山(前名長浜)と受け継が
れている。宇良との対戦が組まれれば興味
深い取組になる。
170320九日目十両 317
<小柳改め豊山>
 
最近の傾向として幕内から落ちる力士は、
すべて落としていたが、今回魁聖、妙義龍は
幕内に踏みとどまった。貴源治が十両尻なが
ら、新十両に昇進した。ホープ中のホープで
ある。十両相手にどんな相撲をとるか楽しみ
である。
170322十一日目幕下以下 507
<明日のホープ貴源治>

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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