平成29年五月場所の新番付が発表された。
第一横綱は先場所優勝した稀勢の里。第4
横綱は白鵬だから、1年前では考えられなか
った立場の逆転である。稀勢の里の充実、
白鵬の衰えがこのようなカタチとなった。
関脇は先場所同様玉鷲、高安、琴奨菊の順と
変わらない。成績順なら12勝の高安、9勝の
琴奨菊、8勝玉鷲の順となるはずである。
関脇がすべて勝ち越し、なおかつ下位関脇の
成績が上のケースをみてみよう。
▼平成23年一月場所→三月場所
東関脇稀勢の里 10勝5敗→西関脇
西関脇琴奨菊 11勝4敗→東関脇
▼平成18年十一月→平成19年一月
東関脇雅山 8勝7敗→西関脇
西関脇琴光喜 9勝6敗→東関脇
▼平成18年五月場所→七月場所
東関脇琴光喜8勝7敗→西関脇
西関脇雅山 14勝1敗→東関脇
以上3例ほど見たが、成績によって順位は
逆転している。つまり、今回の番付が異例な
わけである。問題はどちらが合理的な番付
編成かということである。いうまでもなく
成績順である、今回の異例が悪例にとして、
今後の方針にならないことを切に願う。
千代翔馬、大栄翔が横綱・大関と対戦する
地位に上がってきた。千代翔馬は入幕5場所
目、大栄翔は新入幕から11場所目になる。
この間3度十両に陥落したが、すぐに再入幕
している。ともにきびきびした若さあふれる
宇良が10枚目まで番付を上げてきた。新十両
から14場所かかって、ようやく阿武咲が新入
幕を果たした。新十両では10代だったが、
今年の7月には21歳になる。新入幕の小柳が
豊山に改名した。豊山の四股名は昭和28年
春場所、1場所だけ入幕した伊勢ノ海部屋の
豊山鬼吉、農大から時津風部屋入りした豊山
(前名内田)・豊山(前名長浜)と受け継が
れている。宇良との対戦が組まれれば興味
深い取組になる。
最近の傾向として幕内から落ちる力士は、
すべて落としていたが、今回魁聖、妙義龍は
幕内に踏みとどまった。貴源治が十両尻なが
ら、新十両に昇進した。ホープ中のホープで
ある。十両相手にどんな相撲をとるか楽しみ
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よしなに
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