大相撲

宇良技御免

2016年6月5日

土俵の目撃者が、前相撲から追いかけてきた新十両の宇
良の人気と注目度は凄まじかった。それに応える技の相撲、
逆転と観客を魅了した。木瀬部屋(元肥後ノ海)の宇良は
宇良技を繰り出し、わずか1年で十両昇進を果たした。
160517十日目十両幕下以下 700
地位は下から2枚目の西13枚目である。小兵で、常にしぶ
とい戦いをしてきただけに、15日間どんな相撲を取ったか。
勝利の10番をふり返ってみた。

宇1A
左上 2日目鏡桜             右上からの3枚 4日目天空海(幕下)

初日こそ圧倒的重量級の天鎧鵬に敗れたが、2日目正攻
法で鏡桜から初勝利。3日目、先場所唯一の黒星の佐藤
に再び敗れる。4日目の幕下の天空海は投げの打ち合い
で、勝負はきわどかったが、かろうじて体をまるくして頭を
手前にいれることで、落下を遅らせた。絶妙なうまさである。
宇2A
5日目千代丸            6日目朝弁慶
宇3A
7日目北太樹              8日目白鷹山(幕下)
宇4A
左上9日目玉飛鳥              右上からの5枚10日目出羽疾風

圧巻だったのは出羽疾風戦。出羽疾風戦に押し込まれ、
土俵につまったが、しのいだ。しかし、なお出羽疾風の
猛攻は続き、宇良は後ろ向きにされ、向こう正面につま
った。絶体絶命かと思った瞬間、宇良逆転の腰投げ一閃。
出羽疾風は投げ落とされた。宇良の相撲は目が離せない。
宇5A
左上12日目千代皇             右上からの5枚14日目旭日松

旭日松の攻めに正面土俵につまった宇良の反射神経、運
動能力はまたも逆転を呼び込んだ。宇良の勝負をあき
らめない土俵にかける執念はすばらしい。

宇良はどんな技をくりだすか。巨漢にどう対応するか。
注目はますます高まる。宇良は新十両で奮戦し、10勝
をあげた。宇良が入幕すれば、相撲はいっそう面白く
なる。
160509二日目十両幕下以下 582
 
6月梅雨の季節
興味深いテーマをこれからも届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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