大相撲

琴勇輝をめぐる三賞のあり方

2016年4月11日

三月場所は、意外にも琴勇輝の殊勲賞一賞のみであった。
これまでたびたび三賞は実質二賞と言ってきたが、ついに
三賞は一賞にまでなり下がってしまった。三月場所の琴勇
輝は殊勲賞と敢闘賞、殊勲賞と技能賞、敢闘賞と技能賞
のいずれのダブル受賞でもおかしくない相撲内容であった。
三月場所千秋楽の三賞表彰式では「敢闘賞はどうした」と
いう野次が飛んでいだ。

160315三日目幕内 1042
<日馬富士から金星をあげた琴勇輝>

三月場所の千秋楽、勢が勝てば敢闘賞ということだった
が、三賞は相撲内容である。相撲内容を無視して三賞を
決めるのはおかしい。これでは勝てばよかろうという風
潮を助長しかねない。それこそ変化しても、ひじうち式
かちあげでも勝てばいいということになりかねない。

160317五日目幕内 664
<豪栄道に圧勝した琴勇輝>

ここ10場所の三賞をみると
    殊勲賞 敢闘賞 技能賞
平成26年
九月  逸ノ城 逸ノ城  安美錦
十一月 高安  旭天鵬 該当無
        栃ノ心
平成27年
一月 該当無 照ノ富士 該当無 
三月 照ノ富士 照ノ富士 該当無 
五月 該当無 照ノ富士 該当無
七月 栃煌山 嘉風      該当無
九月 嘉風  栃ノ心  嘉風
       勢       
十一月該当無 勢    嘉風
       松鳳山
平成27年
一月 豊ノ島 正代   該当無
三月 琴勇輝 該当無 該当無

逸ノ城が新入幕で旋風を巻き起こしたのは、遠い昔にな
ってきた。照ノ富士の活躍も過去のことになっている。
目に付くのは技能賞の該当無、続いて殊勲賞の該当無で
ある。いまの殊勲賞は優勝した横綱・大関に勝つことが
求められている。あるいは初対戦での勝利である。技能
賞は多彩な技、冴えた技の力士を求める傾向がある。

160318六日目幕内 1010
<照ノ富士に勝利した琴勇輝>

これが三賞を実質二賞、あるいは一賞にしている要因で
ある。しかし、琴勇輝は始めて横綱・大関全員と対戦する
地位にあがり、関脇以下に全勝しているのである。それも
突き押しという相撲の基本である。こんなこと、誰にでも
できることではない。琴勇輝はむしろ、敢闘賞と技能賞が
ふさわしいのではないだろうか。少なくとも一賞だけですむ
相撲内容ではない。

三月場所の三賞は正当に評価されていないきわめておか
しな選考であった。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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