この日から稀勢の里の横綱戦が始まった。妥協なきがち
んこ力士を貫いてきただけに、横綱もかなり、大事なところ
で負けたり、苦しんできた。最初の対戦は鶴竜である。
津流
前日の琴奨菊戦とは異なり、激しい熱戦となった。鶴竜、
のどわ攻めから、 もろ差しに成功し、一気に寄り立てた。
稀勢の里敗れたり、と思ったほどであった。だが、稀勢
の里は脅威の粘りを見せ、力で圧倒して逆転してしまった。
稀勢の里の 底力を見せた一番であった。これで10勝で、
優勝戦線のトップをキープした。白鵬戦が、最大のヤマと
なる。それだけに取組編成上、もっと後にする可能性も
考えられたが、明日になった。 明日も稀勢の里は初優勝
をかけて戦う。
今場所の 豪栄道は不思議な力士である。ここまで、1敗で
きたものの、どこかでいつもの豪栄道に戻るのでは、とみら
れても、これまでの大関の実績から当然である。
先場所、琴奨菊の優勝決定の対戦相手として、さんざん、
そのシーンがテレビで流された。その屈辱からか、あるいは
地元大阪の多くの声援からか、前日鶴竜・この日は、琴奨菊
を倒してしまった。
あれよあれよという間に 優勝争いに加わっているのだから、
驚きを通り越して、あっけにとられてしまった。このまま勝ち
進めるかは未知数だが、もうひとつ見せ場をつくっていた
だけたら大阪は熱狂する。
<大阪情報>
先日、相撲記者とちゃんこの店「常の山」で 一杯やった。常
の山の四股名を名乗った力士のこと、出羽海部屋の力士の
こと、現役で40歳以上の 力士こと、アマ相撲を追いかける
カメラマンのことなど様々な話が出た。そのなかで驚くべき
話が2,3あった。それはここでは書けない内容のため、伏
せさせていただくのをご容赦願いたい。
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よしなに
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