大相撲

照ノ富士の15日間を読む

2015年9月7日

九月場所の初日まで1週間を切った。九月場所はまれに
みる過熱人気である。大相撲熱中場所が盛り上がる場所
になるか、しらけ場所になるかは照ノ富士にかかってい
る。若くて強くて上り坂の力が常勝の横綱白鵬の対抗馬
にならなくてはまたもや1強時代になってしまう。

七月場所千秋楽、確かに13勝白鵬と12勝鶴竜の横綱決戦
とはなった。しかし、白鵬が本割、決定戦と2連敗する
とは誰も考えていなかったと思う。白鵬と優勝を争うと
きは最低相星でなければならない。白鵬に先行を許して
は優勝は白鵬の手中におさまる。

七月場所の照ノ富士は白鵬、鶴竜の両横綱に敗れ、豪栄
道、琴奨菊に不覚をとった。九月場所はこの点を修正し
なければならない。もっとも敵は4人だけではない。そ
こで予想対戦相手を15人をピックアップし、15日間を推
し量ってみた。それが以下である。

◎強敵 ○難敵 △要注意 ×まずは大丈夫
勝敗は照ノ富士からみた対戦成績
照A
最大の強敵は白鵬である。白鵬を倒さずして優勝はない
という意気込みでぶつかることである。体重で優る照ノ
富士は立ち合いで圧倒したいところである。ある程度
離れて取ればチャンスは出てくる。
150320十三日目幕内 1032
<三月場所白鵬に勝利した照ノ富士>
 
鶴竜には1度も勝っていない。鶴竜十分に組ませすぎて
いる。照ノ富士は胸をあわせ、かいなを返す相撲が鶴竜
戦には効果的である。5連敗は避けるためにも九月場所
は1勝しておきたいところである。危険な相手稀勢の里
には最近圧倒している。それでも、土俵では何がおきる
かわからない雰囲気を漂わせているのが稀勢の里という
力士である。油断はできない。
150723十二日目幕内 957
<七月場所鶴竜に十分な体勢を許した照ノ富士>
 
最大の要注意は先場所負けている豪栄道である。これま
で負けている妙義龍、佐田の海、高安は勝負が決まるま
で油断ができない。栃煌山・栃ノ心には1度も負けてい
ない。しかし何といっても実力者である。連勝している
とそろそろ負けるのではという心理が働くタイプがいる
が、この場合は無用である。

結論。前半は取りこぼさないことが大切。横綱戦は最低
1勝すること。先場所負けた豪栄道、琴奨菊にはリベン
ジすること。九月場所は綱取りの第1歩と位置づけるこ
とである。
150524千秋楽表彰 087
<五月場所初優勝の照ノ富士>
 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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