大相撲

■初14日目 三役めぐる必死の戦い

2015年1月25日

白鵬前人未到の33回目の優勝決定後の残り2日間のこの日、
珍しく水入り相撲があった。水入りなんて死語になりつつ
あると思っていたが、逸ノ城-照ノ富士戦で起こった。
この両者明日のホープであるだけではない。来場所の
番付を考えると三役に影響を与える一番なのである。
150124十四日目幕内 1027
<照ノ富士対逸ノ城戦は水入り>
 
来場所の三役は人材難である。候補としては宝富士、
栃煌山、この日勝って7勝7敗、逸ノ城5勝8敗、照ノ
富士7勝6敗、さらに碧山5勝8敗とカド番大関豪栄道
6勝8敗の直接対決がある。三役候補は紙一重のところで
踏みとどまっている状態なのである。もっとも豪栄道は
候補入りしたくないところであるが。

さて、逸ノ城対照ノ富士戦は両者がっぷり右四つになった。
実力が均衡しているとなかなか攻め手がない。上手をきる
か、引き付けで相手の重心を上げるかそうそう攻め手が
あるわけではない。逸ノ城の寄り、しのぐ照ノ富士、攻守を
変えての攻防、3分を超えて両者取り疲れたと判断して
水入りとなった。
150124十四日目幕内 1129
<水入り後逸ノ城の渾身の寄り>
 
再開後は逸ノ城寄り立てる、照ノ富士こらえる。相撲が
長くなりそうだったが、逸ノ城が勝負にいき、渾身の力を
ふりしぼって寄り切った。逸ノ城6勝8敗、照ノ富士
7勝7敗で明日三役をかけた戦いが再び始まる。なお、
碧山-豪栄道戦は豪栄道が勝って碧山が三役陥落濃厚と
なった。豪栄道は7勝7敗で大関死守をかけた最終戦に
挑むことになった。千秋楽も大相撲から目が離せない。
150124十四日目幕内 1179
<豪栄道、碧山を倒してカド番の場所で7勝目>

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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