大相撲

2015年はどうなる 鶴竜・日馬富士の優勝はあるか

2015年1月5日

15休
12勝3敗
11勝4敗
10勝5敗
3勝2敗10休
11勝4敗

以上が日馬富士の去年(2014年)1年間の成績である。
優勝はおろか優勝争いもなかった。なんとか面目を保った
のは三月場所だけである。横綱に昇進して以来13場所、 
125勝45敗25休 勝率7割4分 1場所11.1勝 横綱の
責任勝利12勝以上はわずか3回である。

131124千秋楽表彰 030
<2013年十一月場所以来日馬富士の優勝はない>

2014年はケガに泣いた1年であった。日馬富士らしい
立ち合いの鋭い踏み込みが見られなかった。これができ
ないと今年も苦しい。本体白鵬の優勝を止める一番手の
存在であるべきだ。

日馬富士は初優勝では優勝決定戦で白鵬を倒している。
白鵬の8連覇を阻止したのも日馬富士である。今年の
4月には31歳になるがまだ老けこむ年齢ではない。場所が
面白くなるかは日馬富士しだいである。

2014年は念願の初優勝を達成した鶴竜だが、未だ横綱
初優勝は遠い。鶴竜優勝の道はまず下位に取りこぼさ
ないことである。2014年は隠岐の海に2連敗。新横綱の
場所で遠藤、千代鳳、栃煌山に敗れている。その後大砂嵐、
嘉風、逸ノ城に負けている。勢いのある若手は特に心して
かからなければならない。鶴竜はうまさで取るタイプ
だけに後退すると危うい。

要注意力士は対戦成績16勝14敗の安美錦、同じく18勝16敗
の栃煌山である。難敵は13勝26敗の大関稀勢の里、難敵中
の難敵が11勝25敗の横綱日馬富士。最大の難敵は4勝
36敗(優勝決定戦を含む)の横綱白鵬である。鶴竜は難敵
突破力で打破しない限り優勝は望めない。
140322十四日目幕内 1124
<白鵬対鶴竜 2014年三月場所>
 
横綱はうまさだけでは苦しい。うまさは手順よく進んで
いるうちはいい。だが、ひとたび圧倒的パワーの前に
後手にまわると苦戦する。横綱栃錦はうまさから体重の
増加とともに押し、寄りの相撲に変った。鶴竜が優勝
するためにはプラスαがほしいところだ

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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