大相撲

■秋4日目 日馬富士・稀勢の里に苦言

2014年9月17日

2003(平成15)年七月場所、横綱史上初の出来事がおこっ
た。横綱朝青龍が旭鷲山相手に髷をつかんで反則負けと
なったことである。このときは横綱にあるまじき行為
として批難ごうごうだった。

日馬富士は2連敗中の嘉風相手に髷をつかんでの反則負け
で1敗となった。五月場所の稀勢の里戦以来の2度目の
ことである。こうも短期間におこるのはいかにも横綱
としてふさわしくない行為である。横綱昇進の基準に
品格力量抜群がなぜあるか、考えていただきたい。

140917四日目幕内 991

稀勢の里は新鋭照ノ富士に大苦戦の相撲を展開した。
左四つ、照ノ富士に上手を与えない絶好の体勢になり
ながら、攻めきれない。しかも稀勢の里は大関である。
地力を疑いたくなるような相撲である。

稀勢の里は白鵬の連勝や優勝がかった場所で勝つことが
ある。しかし、自身が優勝争いをするときは白鵬に勝て
ない。つまり、ここ一番の相撲に弱い。目的意識をもった
稽古ができているのだろうか。このままでは進歩がない
ままで終わってしまう。

140917四日目幕内 728

<写真は後半に順次掲載予定>

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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