大相撲

■名9日目 ホープ遠藤・大砂嵐はどちらが出世する

2014年7月22日

新しき対決遠藤対大砂嵐は遠藤が得意の左四つに組み止め
大砂嵐に上手をあたえず、上手投げと下手ひねりの複合技
で決めた。遠藤の完勝であった。両者はこれで4勝5敗、
一進一退を繰り返すが、残り6日間で果たして勝ち越せる
のか予想してみる。

140721九日目幕内後半 234

遠藤と大砂嵐はともに明日のホープだが、今場所は置か
れている地位が違う。遠藤は幕内中位で横綱・大関とは
対戦しない。大砂嵐は初の上位ですでに横綱3人、大関
1人と対戦している。残り6日間の対戦相手は当然異
なる。まず、予想される対戦相手をピックアップしてみる。

大砂嵐 照ノ富士(対戦決定)琴奨菊、碧山、嘉風、千代大龍、妙義龍
遠藤  魁聖 (対戦決定)嘉風、豊ノ島、旭秀鵬、佐田の海、千代丸   

大砂嵐は2横綱を倒したが、勢いがあるわけではない。
それほど上位の壁は厚い。残る予想対戦相手をみても
強敵、難敵ばかりである。勝ち越すためには4勝2敗が
必要だが、3勝が限界かもしれない。

遠藤は大砂嵐に比べると予想対戦相手は取り易い。4勝
2敗はなんとか達成できそうである。

140721九日目幕内後半 318

それでは遠藤・大砂嵐、出世するのはどちらか。まず、
三役入りだが、これはすでに上位戦を2度経験している
遠藤に分がある。次に打倒白鵬だが、これは簡単では
ない。白鵬から見れば両者の相撲はまだすきだらけだ。
相撲内容で善戦したのは大砂嵐だ。打倒白鵬は大砂嵐が
先に果たすのでは。

140721九日目幕内後半 320

最終的にのぼりつめる地位はどちらが上か。遠藤の相撲は
ある程度完成している。それに比べ大砂嵐はまだまだ
荒削りで成長の幅がある。遠藤は大関になるなら輪島、
豊山のようにスピード昇進が要求される。もたもたして
いたらチャンスを逃すことになる。大砂嵐の目標は横綱で
ある。横綱は現時点では予測不可能である。大砂嵐の取り
口が今後どう変るか次第である。最終出世は大砂嵐が有利
とみる。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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