大相撲五月場所は14日目を迎えて意外な取組ができた。霧島対伯乃
富士である。これは琴櫻が途中休場したために生まれた取組である。
なぜかいやな予感がした。霧島が正代に不覚をとった一番がよみが
えった。
相撲は、霧島が果敢に攻めたが、どうにも攻め切れなかった。もつ
れたなか伯乃富士の逆襲に霧島が寄り倒された。これで優勝はよく
て12勝3敗レベルになった。今年に入って一月場所、三月場所とも
に12勝3敗優勝だった。五月場所もとなれば3場所連続12勝優勝に
なる。

なぜ低レベル優勝が続くのか。絶対強者がいないといえば済んでし
まう。ただ、絶対強者は希にしか出現しない。近年では貴乃花、朝
青龍、白鵬である。さらにいえば横綱休場で霧島にあまりにも期待
がかかり過ぎた。
琴栄峰は上位第二ラウンドで若隆景と対戦した。若隆景は、前日霧
島が琴栄峰に苦戦するのを見て、一気に勝負に出た。正面土俵に堂
々と押し出した。若隆景は予想以上の健闘で3敗を守った。やはり
11日目の霧島対若隆景戦は早すぎた。千秋楽でよかった。

大相撲人気はチケット入手困難を生み出している。人気に応えたか
というとほど遠かった。2横綱・2大関休場で要を失った。義ノ富
士敗退で3敗若隆景・霧島の優勝争いは面白くみえるかもしれない。
だが、これがせめて2敗なら救いがあったが、低レベルでは期待感
がない。