九月場所優勝琴勝峰は真価を問われる。平幕優勝の翌場所はなかな
か勝ち越せない現実がある。最低成績は若浪と貴闘力の2勝13敗で
ある。琴勝峰は気を引き締めているが、上位は強敵ぞろいである。
琴勝峰は専門誌の九月場所予想番付では東5枚目である。横綱との
対戦圏内ぎりぎりである。そのなかから10人との対戦をピックアッ
プしてみた。
1(●××××〇)2大の里
七月場所、琴勝峰が左上手を取って出てくる大の里を上手投げでほ
うむった。大の里は横綱として連敗はできない。同じ轍は踏めない。
立ち合いのあたりが勝負のカギになる。

3(〇×××××)1若隆景
久々の対戦になる。対戦成績は琴勝峰だが過去の話である。地力は
若隆景が上である。琴勝峰がどう突破口を開くか見ものである。
3(×●×××〇)6高安
先場所は好調同士の対戦だった。勇んで出た高安だが、琴勝峰にか
わされ勢い余って土俵を割った。馬力相撲の高安は落ちついてよく
見て攻めることが肝心である。琴勝峰は右四つ上手を与えない体勢
に組み止めたい。

1(××××●×)2熱海富士
先場所は好成績同士ながら対戦がなかった。それだけに興味深い。
立ち合いが勝負のポイントになる。三役を目指す力士同士だけに負
けられない。