★優勝争いについて
12日目を終了した時点で横綱・大関3人が2敗、関
脇琴ノ若が1敗という近来稀にみる展開だった。し
かも4人は13日目以降直接対決するのだから最高潮
で最終盤を迎えた。
★優勝した照ノ富士に関して
3場所連続休場後だけに不安はあった。連敗したら
休場もありえた。しかし、途中からぐんぐん調子を
あげていった。琴ノ若も霧島も照ノ富士には通用し
なかった。優勝は予想以上の成果だった。
★優勝同点の琴ノ若は
今場所は大関への地固めと思っていた。それがあれ
よあれよという間に勝ち進んで13勝をあげた。一気
に大関をつかんだ。父先代琴ノ若を超えた。祖父横
綱琴櫻に並べるか。楽しみは膨らむ。
★大関霧島について
2場所連続優勝、即横綱は幻想とこれまで書いてき
た。しかし、現実に2場所連続優勝すれば横綱に昇
進してしまう。それでも霧島から盤石・常勝・安定
性抜群とはいかない。結果は連続優勝とはいかなか
ったが、11勝で大関としての面目は保った。琴ノ若
に勝って12勝ならなおよかった。
★休場者が多数出たが
初日は関取休場ゼロだったのに最大t人に及んだ。そ
のため取組数が幕内18番の日があった。全員出場の場
合21番になる。貴景勝は来場所カド番になる。
★幻の取組は
・小結以上
照ノ富士対大栄翔
霧島対宇良
昨年の五月場所でも照ノ富士対大栄翔戦はなかった。
幻の取組がなくなる日はくるのか。
★大相撲人気について
一般発売日から1週間たたないで残りわずかのマー
クだけになった。2023年内には協会ホームページに
完売御礼がでた。昨年の九月場所も完売御礼だった。
東京場所は今後も早い段階の完売御礼がでそうであ
る。
★三賞について
殊勲は優勝照ノ富士を倒した若元春。敢闘は横綱・
大関・関脇琴ノ若に敗れながら11勝をあげた大ノ里。
技能は優勝同点の琴ノ若となった。今回は文句なし
の三賞選考だった。
★ほかに気がついた点は
14日目の幕内後半、不戦が1番あり、実質8番であ
った。にもかかわらず、放送は18時1分までかかっ
た。もちろん物言いも取り直しもない。お粗末な進
行だった。
★最後に場所の採点を
75点