日本は人口減少、少子化に向かっている。政府の少
子化対策は有効性があるのか疑問がささやかれてい
る。今年もまた新たに相撲界の門をたたいた者、限
界を感じ去り行く者は絶えない。入門者数と引退力
士今年はどのようになったのか、調べてみた。それ
が以下である。
今年も入門者数より引退者数が上回る結果となった。
幕下以下には40歳を超える力士が何人かいる。彼ら
の十両昇進は考えられない。つまり、いつ引退して
もおかしくない予備軍がいることになる。
若貴のころは序二段が200枚くらいあった。4勝3
敗を繰り返してもなかなか出世しにくかった。いま
思うと考えられない時代だった。
今年引退した関取、元関取は以下である。
隠岐の海
鏡桜
逸ノ城
栃ノ心
石浦
千代の国
明瀬山
徳勝龍
隠岐の海は引退相撲を終えた。栃ノ心は一月場所後
である。逸ノ城は来年2月にホテルでおこなう。た
だ、湊部屋関係者は来ないという話である。モンゴ
ル勢が参加するということである、と聞いている。
石浦は五月場所後に引退相撲をおこなうが、最後は
序二段だった。鏡桜は最後番付外で引退した。
入門者では落合(伯桜鵬)、大の里、安青錦、阿武
剋と付出組が目立つ。安青錦は前相撲-序ノ口スタ
ートである。元安美錦の安治川部屋でウクライナ出
身である。十一月場所7戦全勝で序ノ口優勝したこ
とは記憶に新しい。大の里はきたる一月場所入幕が
予想される。
昨年は入門者数55人、引退者数88人だから両部門と
も規模は縮小したといえる。昨年五月場所から三段
目は90枚になった。こうした変化は今後再びおこり
えるのだろうか。