大相撲

■22福岡8日目 上位2敗以下!3力士3様

2022年11月20日

千代大龍が引退した。力がでないということだが、
いかにも突然という印象が強い。今場所は前日まで
2勝5敗だった。協会には残らず、第2の人生に踏
み出すという。最高位小結、近年は上位との対戦は
間遠になっていた。34歳だった。

<死闘を制して高安が霧馬山に勝利>

7日目は満員御礼が出たが、8日目はそうはいかな
かった。それでも初日よりは入った。8日目のメイ
ンエベントは1敗高安対2敗霧馬山戦であった。相
撲は離れての激しい攻防戦になった。筆者の席の近
くで高安を応援する方がエキサイトした声をあげ、
体がゆれた。最後は四つになったとき高安のすくい
投げに霧馬山大きく飛んだ。高安は1敗を守った。
霧馬山は3敗に後退した。
 
1敗豊昇龍はうるさい翔猿戦であった。四つ身の激
しい攻防となった。豊昇龍の外掛けを翔猿こらえる
場面があった。最後豊昇龍が伸びきった一枚まわし
で上手投げにしとめた。翔猿は油断ならない相手だ
が、豊昇龍がしのいで1敗を守った。

<豊昇龍、翔猿を上手投げでくだす>

中日まで2敗でいれば優勝圏内と以前指摘した。上
位で2敗は貴景勝だけという寂しさである。貴景勝
は力をつけてきた若元春を問題にしないで押し切っ
た。また、幕内中位以下に阿炎と王鵬が1敗でいる。
特に阿炎は上位の経験があるだけに、上位と対戦し
てもある程度戦える。それだけに不気味な存在であ
る。

<貴景勝、若元春に勝って2敗を守る>

御嶽海は気力が乏しく、琴ノ若に瞬殺された。4勝
4敗では大関復帰どころか勝ち越せるのかも怪しく
なってきた。カド番正代も佐田ノ海にやられ、4勝
4敗。今後大関を守れるのか微妙な情勢になってき
た。下手をすると1横綱1大関になりかねない危険
な流れである。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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