5月28日暑い日、豊ノ島引退大相撲を迎え
た。開場は10時15分、開演は11時半であった。
開場から開演まで時間差がかなりある。筆者
が国技館に到着したのは10時23分ごろであっ
た。エントランス入り口前には豊ノ島が後援
者らを出迎えていた。エントランスには時津
風一門の関取が勢ぞろいしていた。
地下には豊ノ島引退記念オフィシャルグッズ
が販売されていた。数量限定パンフレット、
Tシャツ数種類、自伝本、クリアファイル
など様々な品であふれていた。レジは長蛇の
列だった。西にもうひとつグッズ売り場が
あることを聞き出し、むかった。そちらでは
スムーズに購入できた。
開演で目についた点は豊ノ島最後の一番と
して元琴奨菊戦が組まれたことであった。
熱戦にはなったが、むろん豊ノ島の勝利で
あった。豊ノ島は琴奨菊引退相撲のとき、
どのような返礼をするのだろうか。もうひと
つは岡本知高氏による国家独唱であった。
メインの断髪式は400人がはさみを入れるとの
ことである。お笑い芸人達や漫画家のやく
みつる氏などがはさみを入れた。豊ノ島は
正面-東-向こう正面-西と向きを変えなが
ら断髪式をおこなった。
女性のはさみはなかった。正面に戻ると親族
がはさみを入れた。最後に協会関係者がはさ
みを入れた。そのなかに元稀勢の里の二所ノ
関、元白鵬の間垣、鶴竜がいた。
スポットライトが豊ノ島に当たった。豊ノ島
の相撲人生が語られた。そして最後に師匠の
元土佐豊かの時津風が止めバサミをいれた。
いまでこそ師弟関係だが、かつて土佐豊に
とって豊ノ島は兄弟子だった。時津風が挨拶
をした。そして娘さん、夫人によって花束が
贈呈された。
ここから元勢の春日山が甚句を披露した。
元勢の引退大相撲は来年の6月だという。
中入りの土俵入り、太鼓を経て取組が始まっ
た。豊ノ島は整髪後お茶屋に挨拶にまわるか
気になった。アンテナをはっていたが、なか
ったようである。弓取り後整髪した豊ノ島が
挨拶に立った。こうして豊ノ島引退大相撲は
ぶじ終了した。