相撲部屋は2024年6月時点で44あり、横綱出身の親方が率いるのは6部屋です。八角(元北勝海)・伊勢ヶ濱(元旭富士)・二所ノ関(元稀勢の里)・音羽山(元鶴竜)に、関取が不在の芝田山(元大乃国)・武蔵川(元武蔵丸)を加えた6つ。部屋を新たに持つには「最高位が横綱・大関」「関脇・小結を25場所以上」「幕内通算60場所以上」のいずれかが必要です。少子化のなか、相撲部屋は今後どう変わっていくのでしょうか。
相撲部屋は現在44ある。このなかに宮城野(元白鵬)部屋は含まれていない。復活を待望するファンがいる一方、人によっては別の見方をする方もいる。会社なら宮城野はクビである。復活は現在の幹部が退くまでとなると4、5年くらいかかるのでは、というのである。

横綱出身の親方がいる相撲部屋(6部屋)
現在、横綱出身の親方の相撲部屋はわずか6部屋しかない。元鶴竜の音羽山部屋はこれからだろうが、芝田山(元大乃国)部屋、武蔵川(元武蔵丸)部屋は関取がいない。ほかに八角(元北勝海)部屋、伊勢ヶ濱(元旭富士)部屋、二所ノ関(元稀勢の里)部屋があるだけである。
| 部屋 | 親方(現役名) | 関取 |
|---|---|---|
| 八角 | 元横綱 北勝海 | あり |
| 伊勢ヶ濱 | 元横綱 旭富士 | あり |
| 二所ノ関 | 元横綱 稀勢の里 | あり |
| 音羽山 | 元横綱 鶴竜 | これから |
| 芝田山 | 元横綱 大乃国 | なし |
| 武蔵川 | 元横綱 武蔵丸 | なし |
かつて元横綱の部屋は8つあった
大鵬が引退したときは元横綱の部屋は8あった。高砂(元前田山)部屋・伊勢ヶ濱(元照國)部屋、九重(元千代の山)部屋・宮城野(元吉葉山)部屋・春日野(元栃錦)部屋・鏡山(元柏戸)部屋・二子山(元若乃花)部屋・出羽海(元佐田の山)部屋である。大鵬が二所ノ関(元佐賀ノ花)部屋から独立して9部屋になった。大鵬引退の年の9月、元鏡里の立田川が部屋をおこしている。

外国人出身力士の相撲部屋
ハワイからモンゴルへと言われて久しい。ハワイでは高見山、小錦、曙、武蔵丸が出世した。部屋をもったのは元高見山の東関と元武蔵丸の武蔵川であった。東関部屋は曙・潮丸・高見盛などを育てた。高見盛が潮丸より地位も年齢も上だったが、元潮丸が部屋を継いだ。元潮丸は若くして死去したため、一時的に元高見盛の振分が継いだ。だが、長続きしなかった。
モンゴルでは朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜が横綱になった。現在部屋持ちは元鶴竜の音羽山である。ほかに朝青龍とともに留学した朝赤龍が高砂部屋を引き継いだ。元白鵬の宮城野部屋の復活はいつになるのか。ほかに元琴欧洲の鳴戸部屋が幕内力士欧勝馬を育て、さる五月場所では敢闘賞を受賞した。若元春・若隆景などを擁する元蒼国来の荒汐部屋もある。外国人出身力士は一大勢力を誇るが、実は4部屋しかない。

相撲部屋を持つ条件(独立・継承)
| 区分 | 条件(いずれかを満たす) |
|---|---|
| 独立(新規に部屋をおこす) | 最高位が横綱・大関/関脇・小結を25場所以上/幕内通算60場所以上 |
| 継承(既存の部屋を継ぐ) | 幕内在位通算12場所以上/十両以上を通算20場所以上/上記を満たさなくても理事会の承認があればよい |
毎年入門者より引退者が多い相撲界。少子化・人口減少の中で、相撲部屋は今後どう変化していくのか。