予想通り横綱照ノ富士が休場した。今年(2024年)4場所の休場と
なった。鶴竜も白鵬も晩年は休場が多かった。照ノ富士の終焉はそ
う遠くない。来年の夏が目安になるかもしれない。
新大関大の里は実力ナンバー1である。優勝してもおかしくない。
ただ、大の里を見る周囲の目が違ってくる。五月場所優勝後の七月
場所は9勝で終わった。今回は年間最多勝の成績を少しでもよくす
るために最低でも11勝以上がほしいところだ。初日は平戸海と対戦
する。
豊昇龍は大関7場所を経過した。大関の成績は66勝36敗3休である。
12勝以上は1度もなく、1場所平均10勝を切っている。琴櫻は今年
大関に昇進し、大関4場所を終えた。大関の成績は39勝21敗である。
こちらも12勝以上はなく、1場所平均10勝に達しない。両大関は期
待しないで見るに限る。
関脇以下の年間最多勝争いは見ものである。関脇以下最強の座は誰
になるか。
大栄翔 42勝 初日宇良
平戸海 43勝 初日大の里
王鵬 41勝 初日豊昇龍
美ノ海は42勝だが、横綱・大関戦がゼロでは論外である。
新入幕は雷(元垣添)部屋の獅司である。苦労しながら少しずつ相
撲を覚えてきた。初日時疾風とぶつかる。再入幕尊富士は新入幕優
勝者である。どこまでやるか楽しみな力士である。初日朝紅龍と対
戦する。
十一月場所はチケット完売である。お茶屋がなく、交通の便がよく
ないなかでの成果である。大相撲の過熱は福岡まで及んでいる。